(2002年7月29日)
八丁堀克美が推奨銘柄を掲載しているコーナーです。ここで発表するものは中期保有で値上がりが期待できる銘柄です。
(平成14年7月29日)

本日は、工作機械や情報機器などに多角化しているシチズン時計(東証一部、精密機器=7762、千株)に注目する。

同社は、足もと東南アジアでのHDD製造向けに精密自動旋盤が急伸している。同製品は収益性が高く、業績好調の牽引役となりそうだ。

また、腕時計用の駆動部品(ムーブメント)も生産調整が奏効し、販売価格が上昇に転じてきている。完成品時計もブランド戦略が徐々に浸透してこよう。

携帯電話向け液晶にはやや不透明感が残るものの、事業環境は好転してきており、「攻め」に転じた経営姿勢が今後成果に現われてこよう。

シチズン時計株価詳報
連結
売上高
百万円
営業利益
百万円
経常利益
百万円
利益
百万円
1株利益
01.3

378,338

25,537

29,399

12,706

41.3
02.3

327,555

7,205

10,168

▼12,608
03.3(予想)

337,000

21,000

10,000

32.1
単独
売上高
百万円
営業利益
百万円
経常利益
百万円
利益
百万円
1株利益
1株配当
01.3

196,357

7,542

10,865

6,307

20.5 9.0
02.3

146,943

▼2,167 ▼91

▼12,957

9.0
03.3(予想)

147,000

9,000

7,000

22.5

9.0

今回二番目は、玩具の老舗タカラ(東証一部、その他製造=7969、千株)を採り上げる。

重点施策である海外展開が「ベイブレード」や「e−kara」を牽引役に順調な進展を見せている。

足もと、女児玩具はやや苦戦だが、海外の好調と玩具菓子の予想以上の善戦で、ほぼ計画線の推移。

下期以降、注目の新商品投入が相次ぎ、控えめな会社計画に対して、業績上乗せが期待される。

「バウリンガル」や「Qカー」など、異業種との提携による玩具の域を超えた新たなマーケット創造力が、同社の中期的な成長の源泉となろう。


タカラ株価詳報

連結
売上高
百万円
営業利益
百万円
経常利益
百万円
利益
百万円
1株利益
01.3

44,086

2,022

2,048

1,631

49.9
02.3

66,346

4,586

5,085

5,961 103.1
03.3(予想)

80,000

6,000

3,900

43.1
単独
売上高
百万円
営業利益
百万円
経常利益
百万円
利益
百万円
1株利益
1株配当
01.3

35,733

1,708

2,065

1,276

35.8 3.0
02.3

54,640

3,793 4,274

4,991

81.3

8.0
03.3(予想)

62,000

4,800

3,000

33.2

8.0
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