平成15年1月7日

新年あけましておめでとうございます。業務の都合上、例年1月の相場見通しは発表していませんが、本年は節目の年となりそうなので、簡単な1年の見通しを発表することにしました。
平成15年の相場見通し

筆者は、日経平均の見通しを安値7,000円(10〜11月)...高値1万1,500円(5〜6月)とみる。

年末高、2月安を想定している方が多いが、そう簡単ではない。

1〜3月は安いところがあっても政策でなんとか持ちこたえられる。

しかし、それは逆に構造改革が進展しないということを意味し、よって売り物も限定的となる。

年央かけては、需給要因等で堅調になる可能性がある。

しかし、米国株価は不安定になるほか、下期の企業収益が下方修正になる可能性が大きい。そのうえ、構造改革の遅れと雇用調整、勤労者の収入減少が消費に悪影響を与え、景気はより悪化する。よって、日経平均は7,000円をつけるだろう。

そこが21世紀の最初の買い場となるだろう。

商品市況は短期的に買われすぎの感があるが、今後数年のトレンドを見れば上昇基調に変化ないだろう。関連銘柄は有望だ。

持ち合い解消、時価評価会計主義のなかでは、株価は簡単にはあがらないだろう。

物色のテーマは,高利回り,ナノテクノロジー・バイオテクノロジー、デフレの終焉(年後半からだが・・・)、商品関連とみる。


※これは、投資判断の参考となる情報の提供を目的としたもので、投資勧誘を目的としたものではありません。銘柄の選択、投資の最終判断は、ご自身の判断でなさるようお願いいたします。


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