(1月29日分)

毎週金曜日に八丁堀克美が「大阪新聞」に発表している推奨銘柄を、まとめて掲載しているコーナーです。ここで発表するものは、中期保有で値上がりが期待できる銘柄です。
なお、「ズバリ株」のチャートは過去3ヶ月分程度は、最近のものに差し替えてあります。

(「大阪新聞」平成11年1月29日)

株式持ち合い取得機関、不動産買い上げ構想などのニュースが伝わったほか、海外市場は想像以上の落ち着きから株式市場全般は好調。ただ上げピッチが早すぎただけに戸惑う投資家が多いだろう。

そこで本日はNTTデータ(9613)を注目する。

同社は国内最大の情報処理会社であるが、売上高の約5割が公共関連で今後行政機関の情報化、効率化でメリットを受け、また、売上の約3割が金融機関向けで金融ビッグバンの進行で同関連の受注が増加する。

更に、先日、米国政府から128ビットという世界最高水準の暗号化技術の輸出許可を取得。都銀、地銀、信用金庫を対象としたエレクトリック・バンキングシステム「アンサー」のインターネット版に採用。3月から残高照会や資金移動が可能となる。これで金融機関の電子商取引のインフラ作りがよりやり易くなる意味合いは大きい。

先行投資負担でキャッシュフローの赤字が続くが、情報関連のコア銘柄として期待、70万円が中期目標。

本日2番目の銘柄は住友ゴム(5110)。

今年の相場テーマはM&A、業界再編だが、同社にはグッドイヤー社の接近説が根強い。また、競争の厳しいタイヤ業界ではあるが、同社のリストラ、経営改革は急ピッチで進んでいる。

中期目標は750円処と思われる。



前号へ
バックナンバーへ

ホームへ


お問合せ・ご意見はこちらへ otoiawase@8katsumi.sakura.ne.jp

※これは、投資判断の参考となる情報の提供を目的としたもので、投資勧誘を目的としたものではありません。銘柄の選択、投資の最終判断は、ご自身の判断でなさるようお願いいたします。