☆毎週金曜日に八丁堀克美が「大阪新聞」に発表している推奨銘柄を、まとめて掲載しているコーナーです。ここで発表するものは、中期保有で値上がりが期待できる銘柄です。
☆なお、「ズバリ株」のチャートは過去3ヶ月分程度は、最近のものに差し替えてあります。(「大阪新聞」平成11年2月12日)
☆株式市場は完全に縦追いの状況で新値をとる銘柄はプレミアムが相当付き(例えば1ヶ月前に紹介した角川)、逆に低迷している株は無視され調整が長引く傾向がある。
☆本日は前者の分野からベネッセコーポ(大証一部、9783)を狙う。
☆主力の進研ゼミの受講者が順調に伸びており、特に5歳以下を対象としたこどもちゃれんじの会員が昨年10月現在で138万人と大幅に増加している模様。同講座を受講しその終了後小学講座へという継続受講率が65%にまで高まり、好循環を生んでいる。今後は継続率を一層高める他、高校講座のてこ入れも図る。
☆また、赤字だった出版事業を2000年度から黒字化するべく、学習参考書の書店販売から撤退、書籍のアイテムを大幅に減少させる。
☆一方、4月よりインターネット版進研ゼミの事業化を開始し将来展開にも備える。
☆中期株価はPER30倍のずばり1万円の大台。☆本日2番目の銘柄は富士ソフト(東証一部、サービス=9749)。
☆合併効果により業務用アプリケーション分野が好調な上、顧客支援サービスなどのコンビニエンス事業は営業エリア拡大が寄与し順調に推移している。
☆会社の収益予想は極めて控えめで上方修正期待が大きい。公募で一時的に株価は調整したものの、買いニーズは強い。
☆中期的に8000円処を目標とする。
(「大阪新聞」平成11年2月5日)
☆長期金利上昇、円高は短期的に日本経済、株式にとって良いことは少なく、当面全体は様子見商状となりそう。ただ、個別銘柄では非常に魅力的な銘柄が散見され、それらの押し目をじっくり溜め込みたい。
☆本日はすかいらーく(東証一部、商業=8180)に注目したい。
☆7月に中華レストランのバーミヤンを合併する。同社は低価格で美味しい中華を提供、セントラルキッチンの導入を成功させた伊東社長の経営の下で高成長を続けている。その勢いを生かすべく取り込み、ファミリーレストランのガスト、和食の夢庵との相乗効果を期待。
☆足元の売上もガストが好調であり、暫くは前年比プラスの状況が続くだろう。特に、ガストは粗利益率が高く収益に貢献しそうだ。合併効果、収益上方修正期待、外食チェーンの勝ち残り組との評価が高まれば、居所が大きく変わる可能性がある。
☆目標株価は連結PER40倍の2600円とする。☆本日2番目の銘柄はミルボン(店頭登録、化学=4919)。
☆新製品開発のためのTACシステム、販売促進のためのフィールドマンシステムが完成、売上、利益ともに順調な伸びを見せている。消費不況のなかも1月は計画、前年を大きく上回った。ここ数年はヘアカラー市場に注力、シェアアップが予想される。
☆中長期目標は3500円から4000円と大儲けを狙う。
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※これは、投資判断の参考となる情報の提供を目的としたもので、投資勧誘を目的としたものではありません。銘柄の選択、投資の最終判断は、ご自身の判断でなさるようお願いいたします。