☆毎週金曜日に八丁堀克美が「大阪新聞」に発表している推奨銘柄を、まとめて掲載しているコーナーです。ここで発表するものは、中期保有で値上がりが期待できる銘柄です。
☆なお、「ズバリ株」のチャートは過去2ヶ月分程度は、最近のものに差し替えてあります。(「大阪新聞」平成11年3月26日)
☆外人投資家の積極的な買いが続き、相場全般は加熱気味。よってここは冷静な判断が求められる処。
☆本日は中長期で東芝(東証一部、電気機器=6502)を推奨したい。
☆4月から従来の15事業グループ制を廃止し、8つの社内カンパニーと1つの社外カンパニーに分社し、その下部組織を事業部とする。各カンパニーは権限が与えられる反面、ROIの最低目標水準が課せられる等、独立企業として活性化が図られよう。
☆また、最大の注目点はソニーグループとプレステ2用LSIの生産で提携、量産すること。両者が開発した128ビットCPUは米インテルの最新CPU「ペンティアム3」を大きく上回る基本性能を持ち、パソコン市場で独占状態となっていたマイクロソフト、インテル連合に対抗出来るようになる第一歩。
☆業績も今期がボトム、来期以降は急回復が予想される。
☆目標株価は1000円の大台から1200円近辺。☆本日2番目はSANKYO(東証一部、機械=6417)だ。
☆今年1月に規制が緩和、5回というリミッターがなくなり、今後パチンコ業界を取り巻く環境も好転しよう。その第1号機として「CRスーパーゼウス」を発売、受注状況は絶好調という。
☆来期予想連結EPSが250円、PER20倍と控え目にしても5000円の目標株価が算出出来る。
(「大阪新聞」平成11年3月19日)
☆銀行への公的資金注入でゼネコン等の債権放棄が相次ぎ低位株人気が活発化。まさに不況下の株高といった状況、外人、個人中心に資金流入が続いているようだ。
☆そこで本日はじっくり型の投資家向けにマイカルカード(東証二部、金融・不動産=8519)を推奨したい。
☆カードのICカード化が急速に普及する見通しのなかで、同社は早期に自社カードを次世代多機能のICカードのマルトスに切り替える方針で先行者利得を得よう。これは従来のクレジツトカード機能に加え、電子マネーとして使用可能となり、今期180、来期360、更来期540万枚と会員数は急拡大しそう。
☆また、親会社であるマイカルが今後2年間で新規出店を加速させる点も同社はメリットを受けそうだ。
☆経常は過去最高益を更新中、来期の予想EPSは165円で、PER25倍の4200円処が中長期の目標株価となろう。☆本日2番目の銘柄はメイテック(東証一部、サービス=9744)。
☆景気低迷の影響で人員稼働率が低下、子会社の清算等により2月に2回目の下方修正をしたが、収益悪化、すなわち悪材料はほぼ出尽くしたと思われる。人材派遣のニーズが今後も続くこと、経費削減効果が出ることから、来期以降は増益基調になろう。
☆こちらも中長期は4000円の大台狙いで臨みたい。
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※これは、投資判断の参考となる情報の提供を目的としたもので、投資勧誘を目的としたものではありません。銘柄の選択、投資の最終判断は、ご自身の判断でなさるようお願いいたします。