☆毎週金曜日に八丁堀克美が「大阪新聞」に発表している推奨銘柄を、まとめて掲載しているコーナーです。ここで発表するものは、中期保有で値上がりが期待できる銘柄です。
☆なお、「ズバリ株」のチャートは過去2ヶ月分程度は、最近のものに差し替えてあります。(「大阪新聞」平成11年8月13日)
☆サマーバケーション入りや米国の金利上昇懸念、円高で不透明な相場ながら買える銘柄を丹念に拾うことが大きく儲ける秘訣。加えて、超人気銘柄をなるべく避ける(短期の鞘取りは別)のがよい。
☆本日はアサヒ(東証一部、食品=2502)を買い推奨したい。
☆他のビール3社は上期販売数量(発泡酒を除く)を前年比15%減と大きく落としたのに、同社は4%増、シェアも拡大した。
☆また、福地社長は決算説明会の席で5項目の中期経営計画(正式発表は9月以降になる)を表明。利益、キャッシュフロー、株主重視の経営姿勢への転換とグループ経営とコーポレートガバナンスへの改革がその内容。ビールの総需要が伸び悩みかつ業界環境が激変するなか、同社の姿勢は評価されよう。
☆中期目標株価は来期連結ベースのPER35倍で2100円台か。
☆機械科部を今のうちに推奨しないと恥ずかしい結果になりかねないので小森コーポ(東証一部、機械=6349)を。
☆欧州の景気回復によってユーロ安(円高)が一服、欧州向けの輸出が前年同期比40%増と回復傾向にあるほか、国内受注のマイナス幅が縮小し収益の急上昇が目に見えてきたと言えそうだ。
☆来期の連結EPSは100円台乗せ、時期は130円台へ高まるため、3500円以上の中長期株価目標を立て押目買いで望みたい。
(「大阪新聞」平成11年8月6日)
☆朝鮮半島情勢や円高、米国の株安と気になることは多いが、会員数1憶人超といわれる法輪功狩りをし、台湾と関係が悪化している中国の行方が懸念材料となるだろう。
☆だが、新光商事(東証一部、商業=8141)は拾っておいて大丈夫だ。NEC系の半導体商社だが、創業者が富士通出身といういきさつから富士通向けの売上が多い。
☆だが、最近は14インチの液晶ディスプレイを低価格で販売し急成長中の飯山電機向けの伸びが著しい。加えて、パチンコ台新機種の認可によるパチンコ向け、携帯電話の需要増による京セラ向けが好調で、4−6月の売上高は前年同期比38%増、通期でも会社側計画を上回る可能性が大きい。
☆来期の予想連結EPSは90円台乗せ、PER20倍の1800円が当面の株価目標となろう。☆本日2番目の銘柄はアルテック(東証二部、商業=9972)。
☆今11月の中間期は下期以降に売上がずれ込むという特殊要因から経常利益は17%増にとどまったものの、ペットボトル製造システムなどの売上が寄与、上方修正をしてくると思われる。中長期で5000円を目標に仕込みたい。☆最後に、株価が急騰したがマースエンジ(東証二部、機械=6419)はいまだ有望。
☆CR機直結型のサイクルカードシステムの認可が取れたことで、8月中にも出荷が始まる見通しで、想像以上の上方修正も。
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