☆毎週金曜日に八丁堀克美が「大阪新聞」に発表している推奨銘柄を、まとめて掲載しているコーナーです。ここで発表するものは、中期保有で値上がりが期待できる銘柄です。
☆なお、「ズバリ株」のチャートは過去2ヶ月分程度は、最近のものに差し替えてあります。(「大阪新聞」平成11年8月27日)
☆興銀、第一勧銀、富士銀の3行統合はマーケットではポジティブサプライズとなったが、金融株や素材株等が物色され戸惑いを覚える国内投資家が多いようだ。
☆しかし、相場のトレンドは3行統合のニュースで明らかに変化、押し目があっても日本株を組み入れる時期に入ったと言えそうだ(今迄ご紹介した銘柄も参照して欲しい)。
☆本日はシチズン(東証一部、精密機器=7762)を推奨する。
☆為替前提レートは1ドル115円、輸出比率は70%であることから、最近の円独歩高の影響は多少ある。
☆とはいえ、株価調整局面ではむしろ絶好の拾い場と考える。主力の時計ムーブメントの市況が安定し収益回復に大きなフォローとなっている。昨年の激しい低価格競争は、@同社が世界シェア第一位のメンツを捨て採算重視の姿勢に転換した、
A競合相手のセイコーも消耗したため終了し、安値からは5割近く戻している。☆一方、時計以外の部門(産業用機械、電子・情報機器等)が順調なほか、連結子会社群(ミヨタ、シチズン電)も絶好調。
☆中長期で1500円目標。☆本日2つ目の銘柄は電気興業(東証一部、電気機器=6706)。
☆足元は携帯電話の基地局向けの需要が旺盛であり、また、来期以降はNTTドコモの次世代携帯電話「W−CDMA」や地上波デジタル化の新規投資が待ち受けており、成長余力は大きそうだ。
☆こちらは1800円処を目標にする。
(「大阪新聞」平成11年8月20日)
☆ソフトバンク等の超値がさ株の押し目をタイミング良く拾っていれば実に気持ちいい相場である。
☆しかし、日本版デイトレーダーなら話は別だが、一般的個人投資家には不向きまたはリスクを感じざるを得ない。そのニーズに答えるべく銘柄を積極的に紹介したい。
☆本日はすかいらーく(東証一部、商業=8180)を中長期で3500円を目標に狙う。
☆今年7月に中華レストランのバーミヤンを合併したが、来年には和食の藍屋も吸収する。これにより、和、洋、中の3業態のナショナルチェーン化を確立、小商圏型に対応したポピュラープライスを提供する。
☆具体的には市場自体の伸び悩みが想定されるなか、業界トップの地位を不動にすることで規模の利益が図れる、集客力のアップが見込める、他業態(CVSやSM)との競合に対応出来る、グループ内での人材活用がし易い等のメリットがあろう。
☆加えて足元の業績が好調、関係会社のリストラが進展するためマーケットでの評価が徐々に高まろう。☆本日2つ目の銘柄はマイカル北海道(東証二部、商業=7512)。
☆会社の期初予想が比較的強めで下方修正懸念があった。
だが、6月以降は既存店もプラスに転じ増益を確保出来る可能性が大きくなり見直されるだろう。
☆こういう場合はPERで30倍迄買えるようになるため、目標株価は3100円処か。
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※これは、投資判断の参考となる情報の提供を目的としたもので、投資勧誘を目的としたものではありません。銘柄の選択、投資の最終判断は、ご自身の判断でなさるようお願いいたします。