
☆毎週金曜日に八丁堀克美が「大阪新聞」に発表している推奨銘柄を、まとめて掲載しているコーナーです。ここで発表するものは、中期保有で値上がりが期待できる銘柄です。
☆なお、「ズバリ株」のチャートは過去2ヶ月分程度は、最近のものに差し替えてあります。(「大阪新聞」平成12年1月14日)
☆ネットやバイオ関連株、値がさ株の乱高下に戸惑い、それらの値動きの良さが目に付き、自分の保有する銘柄群に不満がある個人投資家の方も多いだろう。
☆しかし、本家米国の物色対象が微妙に変化しているため、ここでの銘柄入れ替えは慎重におこなうべきである。
☆さて、本日は明光商会(店頭公開、商業=9858)に注目したい。
☆今上半期は中型シュレッダーの新機種4アイテムを投入したものの、その他の売り上げ減少で9%弱の減収。だが、利益重視の経営が寄与し経常利益は大幅増となった。
☆さらに、今月20日から発売する高性能シュレッダー「MSX」は、従来品に比べ裁断能力は3倍、消費電力は3分の1,切り屑の容積圧縮等を実現しながら価格は69万円に抑えた。
☆競合品が全く無く値引きなしなので粗利益率は70%と利益に貢献しよう。
☆くわえて、パウチ、ボイスコールで高シェアを維持、利益および株主重視の姿勢を貫いていることから、株価上昇も早いか。
☆当面はPER30倍の4600円、新製品の売り上げ次第では5500拠が見込めると考える。
売上高 営業利益 経常利益 利益 1株利益 1株配当 百万円 百万円 百万円 百万円 円 円 98.5 17,347
2,547
2,597
1,057
100.4
10.0
99.5 16,663
2,848
2,945
1,507
141.4
20.0
2000.3(予想) 17,000
− 3,130
1,700
159.4
20.0
☆本日2つ目の銘柄は日本電気硝子(東証一部、窯業=5214)。
☆世界のブラウン管市場は2003年まで、年率7%のペースで拡大しそうで、同社はブラウン管ガラスの生産能力を倍増する方針。
☆また、収益が為替に左右されやすく、最近の円安傾向はメリットが大きい。
☆2500円が中長期の株価目標だ。単独
売上高 営業利益 経常利益 利益 1株利益 1株配当 百万円 百万円 百万円 百万円 円 円 98.3 228,604
8,835
7,277
6,673
41.8
10.0
99.3 216,698
9,809
4,559
3,232
20.2
10.0
2000.3(予想) 223,000
− 9,000
5,500
34.4
10.0
連結
売上高 営業利益 経常利益 利益 1株利益 百万円 百万円 百万円 百万円 円 98.3 337,417
41,743
26,283
8,835
55.3
99.3 319,638
33,308
15,079
8,906
55.7
2000.3(予想) 320,000
− 17,000
12,000
75.1
(「大阪新聞」平成12年1月7日)
☆NY株式市場が急落、日本株もハイテク中心に大きな影響を受けた。しかし、松下、ソニー等の主力銘柄の上昇トレンドに変化なく中長期の保有が賢明。
☆さて本日はデンソー(東証一部、輸送用機器=6902)を注目したい。
☆収益を圧迫していた新規事業の赤字幅が縮小傾向にある。それは、米国にある携帯電話の生産拠点の立ち上げコストが一巡、需要自体も好調なため。
☆また、主力の自動車関連事業はトヨタの国内自動車生産に左右されるところがあるが、今年のトヨタは前年比6%増が予想される上、採算の良いクラウン向け部品の増加が見込まれ好調となろう。
☆一方、弱かったヨーロッパ地域でのビジネス体制を整えることで、グローバルな競争に勝ち抜く基盤を作った。
☆更に、携帯電話等の移動体通信技術の蓄積を行っており、ITS(高度道路交通システム)で優位性を発揮すると思われる。
☆昨年の相場では電子部品株の急騰に陰に隠れて目立たなかったものの、今年は同社の出番となろう。目標株価は3500円。単独
| 1株配当 | ||||||
1,375,133 |
71,052 |
85,166 |
49,766 |
55.9 |
15.0 | |
1,329,003 |
63,266 |
69,434 |
39,637 |
44.0 |
15.0 | |
1,336,000 |
74,880 |
40,400 |
44.5 |
15.0 |
連結
1,667,311 |
101,523 |
117,306 |
71,158 |
79.9 | |
1,758,842 |
101,663 |
106,609 |
58,969 |
65.5 | |
1,810,000 |
100,000 |
55,000 |
☆本日2つ目の銘柄は富山化学(東証一部、化学=4518)だ。
☆合成抗菌剤「T−3811」が欧米向けに急拡大することが予想されるほか、他の新薬も中期的に伸びそう。
☆加えて、時価総額が小さく内外の製薬メーカーからM&Aの標的になりやすい。宝酒造を始めバイオ関連の人気が波及する可能性もある。
☆株価の動きに癖はあるものの、1000円の大台狙いで。単独
40,419 |
1,747 |
410 |
43 |
0.3 |
5.0 | |
44,140 |
4,353 |
3,566 |
1,020 |
6.8 |
5.0 | |
45,500 |
3,600 |
1,050 |
7.0 |
5.0 |
連結
− 売上高 営業利益 経常利益 利益 1株利益 − 百万円 百万円 百万円 百万円 円 98.3 41,266
1,770
421
78
0.5
99.3 45,093
4,388
3,638
1,061
7.1
2000.3(予想) 46,900
− 4,000
1,100
7.3
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