(2000年12月22日)

毎週金曜日に八丁堀克美が「大阪新聞」に発表している推奨銘柄を、まとめて掲載しているコーナーです。ここで発表するものは、中期保有で値上がりが期待できる銘柄です。
なお、「ズバリ株」のチャートは過去2ヶ月分程度は、最近のものに差し替えてあります。

(「大阪新聞」平成12年12月22日)

米NASDAQが安値水準にあるなか、日本の株式市場の方も買い材料に乏しい。とくに、日・米ともにハイテク株は下方修正が出てきたうえに投資家の多くがいまだ保有比率が高いため、見切り売りが止まらない。

さらに、森内閣の不信任案や景気の先行き不安、金融不安などから、当面下値を模索しそうだ。

とはいえ、連れ安すれば買いたい投資家にとってはチャンス到来。

来年を見据えて低バリューの内需株を狙いたい。

まず、ニチハ(東証一部、その他製造=7943)を推奨する。

住宅関連業界は総需要の伸び悩みから厳しい環境下にあるものの、同社の今中間期の経常利益は前年比57%の大幅増となった。

それは高級感があり、かつ割安な窯業系外装材「エクセラード」の販売が絶好調なため。工場はフル生産で、下関工場を増強する勢いだ。

同業他社の追い上げも当面なく、トップの同社がさらにシェアをのばす可能性が大きい。

さらには、取引先も拡大傾向で、今通期での経常利益は37%増、EPSは62円を見込む。

出来高は現在少ないが、PERPBRなどの主要指標で明らかに割安だ。すくなくとも、1,000円以上の価値はある。

ニチハ株価詳報

連結

売上高

営業利益

経常利益

利益

1株利益

百万円

百万円

百万円

百万円

99.3

67,959

2,472

1,946

1,108

33.5

00.3

72,141

3,553

3,202

1,698

51.3

01.3(予想)

74,500

3,800

1,600

48.3


単独

売上高

営業利益

経常利益

利益

1株利益
1株配当

百万円

百万円

百万円

百万円

99.3

60,051

2,353

1,951

1,243

37.5

16.0

00.3(予想)

64,789

3,326

3,033

1,641

49.5

16.0

01.3(予想)

66,200

3,450

1,500

45.3

16.0

本日二番目の銘柄はキンレイ(店頭公開、商業=2661)

関西の方ならご存じかもしれないが、和食レストラン「かごの屋」やファミリーレストラン「ロイヤル」の経営と冷凍うどんなどの製造を手がける成長企業だ。

足元が順調で上方修正の可能性が大きい。

キンレイ株価詳報

連結

売上高

営業利益

経常利益

利益

1株利益

百万円

百万円

百万円

百万円

99.3

33,385

1,954

1,798

679

79.8

00.3

33,271

1,674

1,535

522

61.4

01.3(予想)

34,790

1,560

720

74.2


単独

売上高

営業利益

経常利益

利益

1株利益
1株配当

百万円

百万円

百万円

百万円

99.3

15,567

1,262

1,173

587

69.0

5.0

00.3(予想)

16,408

1,334

1,256

659

77.5

5.0

01.3(予想)

17,750

1,170

620

63.9

10.0


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