(2001年1月26日)

毎週金曜日に八丁堀克美が「大阪新聞」に発表している推奨銘柄を、まとめて掲載しているコーナーです。ここで発表するものは、中期保有で値上がりが期待できる銘柄です。
なお、「ズバリ株」のチャートは過去2ヶ月分程度は、最近のものに差し替えてあります。

(「大阪新聞」平成13年1月26日)

日本の株式市場は外人買いが入り、持ち直しつつある。

きっかけは米国の利下げだが、日本の政策当局もようやく重い腰を上げた。持ち合い解消売りや気のゆるみが一番怖いが、昨年はじめのIT関連にかわって今年はゲノム・バイオ関連が人気化しそうだ。

プレシジョン・システム・サイエンスをはじめ、バイオベンチャーの公開ラッシュもあり、リード役の北陸製薬(4546)、大穴の富士レビオ(4544)とともに本命の石原産業(東証一部、化学=4028)の出番到来と考える。

世界的な需要逼迫により酸化チタンの値上げが通っているほか、農薬の堅調や円安の恩恵もあって、業績は急回復傾向にある。

また、大阪大学の金田教授らが設立した日本初の遺伝子ベンチャー「メドジーン」と提携。当面は遺伝子解析事業での売り上げ増を目指すものの、将来的には農薬などの開発も含めた、総合的な事業展開を模索する。

将来性を考えれば、株価は思わぬ高値を取りに行く可能性があり、買い推奨したい。

石原産業株価詳報

連結

売上高

営業利益

経常利益

利益

1株利益

百万円

百万円

百万円

百万円

99.3

87,066

3,179

▼2,091

▼16,752

00.3

97,279

5,690

1,179

140

0.4

01.3(予想)

95,000

3,200

1,000

2.7

単独

売上高

営業利益

経常利益

利益

1株利益
1株配当

百万円

百万円

百万円

百万円

99.3

77,699

6,572

3,213

▼17,326

0.0

00.3

78,176

6,601

3,640

1,792

5.2

0.0

01.3(予想)

78,000

3,100

▼1,600

0.0

本日二番目の銘柄はKDDI(東証一部、通信=9433)

学割や折り畳み式カラー携帯端末の発売で、昨年末から新規加入者が増加傾向にあるほか、マイラインでは戦略的な値下げを実行し、トヨタや京セラの支援で登録者の獲得を目指す。

株価は先の安値で悪材料をほぼ織り込んだため、あとは好材料を評価するのみだ。

KDDI株価詳報

連結

売上高

営業利益

経常利益

利益

1株利益

百万円

百万円

百万円

百万円

99.3

1,246,582

69,874

50,866

17,060

7,501.2

00.3
1,525,953

19,613

▼5,271

▼10,468

01.3(予想)

2,250,000

50,000

13,000

3,473.0

単独

売上高

営業利益

経常利益

利益

1株利益
1株配当

百万円

百万円

百万円

百万円

99.3

605,510

34,787

33,648

16,867

7,416.0


1790

00.3

632,665

62,273

58,648

▼27,509

1790

01.3(予想)

1,102,000

44,000

24,000

6,411.7

1790

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