(2001年7月27日)

7月20日は祭日で大阪新聞が休刊のため、ズバリ株はお休みでした。

(「大阪新聞」平成13年7月27日)

小泉政権の構造改革に伴う痛みを、株式市場のなかで受けるわけにはいかない。

とくに、首相自身の発言「株価に一喜一憂しない」にもあるように、現政権は株価下落の恐ろしさを知らない。そこをマーケットがねらい打ちし、同時に米国市場が下落すれば、日経平均株価の10,000円割れも充分にあり得る。

その局面を想定しつつ臨みたい。

さて、本日は株価下落時に買いたい銘柄を2銘柄。

まず、京成電鉄(東証一部、陸運=9009)を推奨したい。

子会社の北総開発鉄道の累損や鉄建公団への長期未払い金、バス事業の赤字など、問題は残る(よって株価は低位に放置されている)。

が、本業である鉄道は安定的な収益を上げている。

さらに、都市再生本部の目玉として、東京都心と成田国際空港とを結ぶ新高速鉄道が計画されている。実現されれば「スカイライナー」の収入増とともに周辺土地の再開発も見込まれ、メリットは予想以上に大きい。

一方、グループでオリエンタルランド(4661)の株を26%強保有しており含みも膨大で、今後のリストラ原資に当てる方針だ。

中期経営計画の進展からも見直される可能性大で、当面は500円、中期で700円目標。


京成電鉄株価詳報

連結

売上高

営業利益

経常利益

利益

1株利益

百万円

百万円

百万円

百万円

00.3

231,690

13,750

8,008

3,709

12.5

01.3

218,630

16,623

10,793

▼1,260

02.3(予想)

234,200

6,400

5,700

19.1


単独

売上高

営業利益

経常利益

利益

1株利益

1株配当

百万円

百万円

百万円

百万円

00.3

87,719

10,310

3,760

2,237

7.5

4.5

01.3

85,046

10,284

4,444

1,962

6.6

4.5

02.3(予想)

84,650

4,090

1,810

6.1

4.5

本日二番目の銘柄は、アイホン(東証一部、電気機器=6718)

物騒な話であるが、犯罪の増加で主力のテレビ付きドアホンが好調。

今期予想連結EPSは100円台であり、PER20倍弱の評価(目標株価は2,000円超)は充分と思われる。


アイホン株価詳報

連結

売上高

営業利益

経常利益

利益

1株利益

百万円

百万円

百万円

百万円

00.3

27,624

3,665

3,453

1,869

90.8

01.3

29,256

3,508

3,434

1,899

92.2

02.3(予想)

30,300

3,700

2,100

101.6


単独

売上高

営業利益

経常利益

利益

1株利益

1株配当

百万円

百万円

百万円

百万円

00.3

24,512

3,126

3,023

1,702

82.7

15.0
記念配当

01.3

26,327

3,098

3,100

1,727

83.9

15.0

02.3(予想)

27,300

3,400

1,950

94.3

15.0

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