(2001年8月31日)

毎週金曜日に八丁堀克美が「大阪新聞」に発表している推奨銘柄を、まとめて掲載しているコーナーです。ここで発表するものは、中期保有で値上がりが期待できる銘柄です。

(「大阪新聞」平成13年8月31日)

証券業界に対する批判が強まっている。経営者、中堅社員、若手それぞれが信頼回復・銘柄選定に日々猛烈な努力をしている。

ただし、役員クラスに人材が不足しているため、組織が硬直化している。

だが、日本経済と同様に証券業界も構造改革の真っ最中だ。株価とともに良くなる日も近い。

さて、本日は最悪期を脱しつつある銘柄をまずご紹介したい。

それは、ファミリー・マート(東証一部、商業=8028)

先日、筆頭株主の伊藤忠が同社にどう取り組むかについて説明会を開催した。

具体的には、企業価値の最大化にむけて、MDの構造改革(物流改革など)、。海外への積極展開(中国にも進出)、店舗開発支援(取引先紹介)、新業態への積極進出(ATM設置強化)というものだ。

数字的には3年後に45億円のコスト削減などが示されただけにとどまったが、既存店の回復傾向を合わせて考えると、業績・株価両面で底入れしたと判断できる。

中・長期の目標株価はズバリ4,000円だ。

ファミリー・マート株価詳報

連結

売上高

営業利益

経常利益

利益

1株利益

百万円

百万円

百万円

百万円

00.2

147,294

28,097

29,468

12,959

134.6

01.2

176,098

24,122

26,161

8,111

83.5

02.2(予想)

185,000

22,400

8,100

82.9


単独

売上高

営業利益

経常利益

利益

1株利益

1株配当

百万円

百万円

百万円

百万円

00.2

135,859

28,860

29,710

13,065

135.7

38.0

01.2

143,328

24,708

26,233

8,748

89.6

38.0

02.2(予想)

144,400

23,200

9,500

97.2

38.0

本日二番目は台糖(東証一部、食品=2102)だ。

免疫抑制剤「FTY−720」の原料を生産する工場を年末までに着工する。

この「FTY−720」は既存薬に比べ、感染症などに対する抵抗力を弱めず、かつ効果が大きいもの。

将来、大型新薬となる可能性が大きく、同社の業績にも寄与しそうだ。

都市再生関連株が一服すれば、この銘柄が人気化しよう。


台糖株価詳報

連結

売上高

営業利益

経常利益

利益

1株利益

百万円

百万円

百万円

百万円

00.3

28,963

740

470

55

1.1

01.3

27,487

993

661

111

2.3

02.3(予想)

27,090

920

450

9.1


単独

売上高

営業利益

経常利益

利益

1株利益

1株配当

百万円

百万円

百万円

百万円

00.3

24,907

536

395

102

2.1

5.0

01.3

23,433

791

691

290

5.9

5.0

02.3(予想)

23,040

700

360

7.3

5.0

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野村の証券用語解説集


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