毎週金曜日に八丁堀克美が「大阪新聞」に発表している推奨銘柄を、まとめて掲載しているコーナーです。ここで発表するものは、中期保有で値上がりが期待できる銘柄です。
(「大阪新聞」平成13年9月28日) ☆TOPIXが1,000ポイントを割り込むような状況であれば、本来はバーゲン・ハンティング的な買いが大きくでてもいいはずだ。 ☆しかし、今回はバブル崩壊後の92年、95年、98年のそれぞれの安値と違って先高感がないため、積極買いをとりたいとも思わない。 ☆それは、9月の中間決算末だからでもなく、テロ事件の影響でもない。企業収益の悪化がどれくらいなのか、そして最大の要因は足下が不安定なのに構造改革をしたらいったいどうなるのだろうかという不安のためだ。 ☆それを解消するには、銀行への公的支援が不可欠のような気がする。 ☆さて、本日はミヨシ油脂(東証一部、食品=4404)を推奨する。 ☆ダイオキシン発生抑制剤「ダイオカットG20」の伸びに期待する。 ☆ダイオキシンは発ガン性があるといわれるほか、様々な環境汚染を引き起こすことから、来年12月から規制強化が決まっている。同社の開発・発売した薬剤は少量で効果を発揮するため、地方自治体や産業廃棄物処理業者からの引き合いが増加。潜在需要は200〜300億円にもなる。 ☆会社側では当初、10億円の売り上げ予想をしていたが、収益に寄与するほど伸びそうだ。 ミヨシ油脂株価詳報 連結 − 売上高 営業利益 経常利益 利益 1株利益 − 百万円 百万円 百万円 百万円 円 99.12 48,022 2,144 1,701 595 7.1 00.12 46,251 3,222 2,935 517 6.2 01.12(予想) 45,400 − 2,460 930 11.3 単独 − 売上高 営業利益 経常利益 利益 1株利益 1株配当 − 百万円 百万円 百万円 百万円 円 円 99.12 43,607 2,071 1,611 495 5.9 5.0 00.12 41,589 3,098 2,789 473 5.7 5.0 01.12(予想) 41,100 − 2,390 890 10.8 5.0 ☆ ☆本日二番目は不二製油(東証一部、食品=2607)だ。 ☆デフレの影響はあるものの、主力のチョコレート、クリームが国内外で好調だ。 ☆今中間期の連結経常利益は会社計画を確保できそうだ。 ☆中・長期の成長余力を加味すれば、時価水準は割安感が強くなりつつある。 不二製油株価詳報 連結 − 売上高 営業利益 経常利益 利益 1株利益 − 百万円 百万円 百万円 百万円 円 00.3 141,748 9,585 8,590 4,319 49.0 01.3 143,414 12,788 11,517 3,680 42.0 02.3(予想) 150,000 − 11,500 6,000 68.5 単独 − 売上高 営業利益 経常利益 利益 1株利益 1株配当 − 百万円 百万円 百万円 百万円 円 円 00.3 94,951 8,775 8,797 3,013 34.2 10.0 記念配当 01.3 95,706 11,587 11,054 626 7.2 10.0 02.3(予想) 98,000 − 10,500 5,500 62.8 12.0 ☆ infoseek 株価サービス ▼証券コードまたは会社名を入力してくだ さい。 基本情報 詳細情報 パフォーマンス 野村の証券用語解説集
(「大阪新聞」平成13年9月28日) ☆TOPIXが1,000ポイントを割り込むような状況であれば、本来はバーゲン・ハンティング的な買いが大きくでてもいいはずだ。 ☆しかし、今回はバブル崩壊後の92年、95年、98年のそれぞれの安値と違って先高感がないため、積極買いをとりたいとも思わない。 ☆それは、9月の中間決算末だからでもなく、テロ事件の影響でもない。企業収益の悪化がどれくらいなのか、そして最大の要因は足下が不安定なのに構造改革をしたらいったいどうなるのだろうかという不安のためだ。 ☆それを解消するには、銀行への公的支援が不可欠のような気がする。 ☆さて、本日はミヨシ油脂(東証一部、食品=4404)を推奨する。 ☆ダイオキシン発生抑制剤「ダイオカットG20」の伸びに期待する。 ☆ダイオキシンは発ガン性があるといわれるほか、様々な環境汚染を引き起こすことから、来年12月から規制強化が決まっている。同社の開発・発売した薬剤は少量で効果を発揮するため、地方自治体や産業廃棄物処理業者からの引き合いが増加。潜在需要は200〜300億円にもなる。 ☆会社側では当初、10億円の売り上げ予想をしていたが、収益に寄与するほど伸びそうだ。
ミヨシ油脂株価詳報
48,022
2,144
1,701
595
7.1
46,251
3,222
2,935
517
6.2
45,400
930
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43,607
1,611
495
5.0
41,589
2,789
473
5.7
41,100
2,390
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10.8
☆
☆本日二番目は不二製油(東証一部、食品=2607)だ。 ☆デフレの影響はあるものの、主力のチョコレート、クリームが国内外で好調だ。 ☆今中間期の連結経常利益は会社計画を確保できそうだ。 ☆中・長期の成長余力を加味すれば、時価水準は割安感が強くなりつつある。
不二製油株価詳報
141,748
9,585
8,590
4,319
49.0
143,414
12,788
11,517
3,680
42.0
150,000
6,000
68.5
94,951
8,797
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10.0 記念配当
95,706
11,054
626
7.2
98,000
10,500
5,500
62.8
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(「大阪新聞」平成13年9月21日) ☆日経平均株価が10,000円を割る課程で個別銘柄が急落し、かなり割安感がでてきた。中・長期の投資家は突っ込み買いのチャンスか、と考えていたものの、残念ながら溜め込む暇がないうちに反発してきている。 ☆しかし、その動きは9月中だ。 ☆というのは、9月の決算期末を控えて相当なPKO的買いが入っており、その支えがなくなる10月以降はファンダメンタルズの悪化を織り込むことが予想され、再び下値不安も起こり得る。 ☆よって、短期で割り切るか、腰を据えて買うかの投資判断が求められよう。 ☆このような相場環境のもと本日はため込みたい銘柄をまず。 ☆それは銘柄のダイドー・ドリンコ(東証二部、食品=2590)だ。 ☆今中間期は主力のコーヒー飲料の堅調や「アリナミン7」の好調で大幅な増益を達成した。 ☆下期の消費環境は厳しいものの自動販売機(売り上げ構成比の90%)の拡充や、秋のキャンペーン・新製品の投入で16%強の経常増益を確保する見通しだ。 ☆コカコーラ・グループやサントリーのコーヒー飲料の強化による影響は、今のところ軽微だ。 ☆そのため、PERやPBR面できわめて割安に放置されている時価は拾い場だ。 ダイドー・ドリンコ株価詳報 連結 − 売上高 営業利益 経常利益 利益 1株利益 − 百万円 百万円 百万円 百万円 円 00.1 140,337 4,728 5,354 2,565 420.1 01.1 144,010 6,048 5,651 2,014 329.8 02.1(予想) 147,840 − 6,510 3,020 182.3 単独 − 売上高 営業利益 経常利益 利益 1株利益 1株配当 − 百万円 百万円 百万円 百万円 円 円 00.1 137,027 4,071 4,643 2,164 354.4 15.0 01.1 140,609 4,986 4,576 1,451 237.6 15.0 02.1(予想) 143,310 − 5,210 2,350 141.8 15.0 ☆もうひとつはリコー(東証一部、電気機器=7752)。 ☆米国のテロや世界景気悪化の業績に与える影響が懸念されるが、足下が堅調なことと、中・長期的にはデジタル機器の伸びが見込まれることから、連結PER20倍割れの水準は割安感が強い。 ☆押し目買いだ。 リコー株価詳報 連結 − 売上高 営業利益 経常利益 利益 1株利益 − 百万円 百万円 百万円 百万円 円 00.3 1,447,157 88,921 70,393 41,928 60.6 01.3 1,538,262 105,105 97,765 53,228 76.8 02.3(予想) 1,705,000 − 117,000 64,000 92.4 単独 − 売上高 営業利益 経常利益 利益 1株利益 1株配当 − 百万円 百万円 百万円 百万円 円 円 00.3 777,501 58,220 50,113 22,613 32.7 11.0 01.3 855,499 60,654 65,971 34,404 49.7 12.0 02.3(予想) 880,000 − 67,000 39,000 56.3 12.0 infoseek 株価サービス ▼証券コードまたは会社名を入力してくだ さい。 基本情報 詳細情報 パフォーマンス 野村の証券用語解説集 前号へ バックナンバーへ ホームへ お問合せ・ご意見はこちらへ otoiawase@8katsumi.sakura.ne.jp ※財務データは、投資判断の参考のために、一般に公表されているものを使用しました。 ※これは、投資判断の参考となる情報の提供を目的としたもので、投資勧誘を目的としたものではありません。銘柄の選択、投資の最終判断は、ご自身の判断でなさるようお願いいたします。
(「大阪新聞」平成13年9月21日) ☆日経平均株価が10,000円を割る課程で個別銘柄が急落し、かなり割安感がでてきた。中・長期の投資家は突っ込み買いのチャンスか、と考えていたものの、残念ながら溜め込む暇がないうちに反発してきている。 ☆しかし、その動きは9月中だ。 ☆というのは、9月の決算期末を控えて相当なPKO的買いが入っており、その支えがなくなる10月以降はファンダメンタルズの悪化を織り込むことが予想され、再び下値不安も起こり得る。 ☆よって、短期で割り切るか、腰を据えて買うかの投資判断が求められよう。 ☆このような相場環境のもと本日はため込みたい銘柄をまず。 ☆それは銘柄のダイドー・ドリンコ(東証二部、食品=2590)だ。 ☆今中間期は主力のコーヒー飲料の堅調や「アリナミン7」の好調で大幅な増益を達成した。 ☆下期の消費環境は厳しいものの自動販売機(売り上げ構成比の90%)の拡充や、秋のキャンペーン・新製品の投入で16%強の経常増益を確保する見通しだ。 ☆コカコーラ・グループやサントリーのコーヒー飲料の強化による影響は、今のところ軽微だ。 ☆そのため、PERやPBR面できわめて割安に放置されている時価は拾い場だ。
ダイドー・ドリンコ株価詳報
140,337
4,728
5,354
2,565
420.1
144,010
6,048
5,651
2,014
329.8
147,840
3,020
182.3
137,027
4,643
2,164
15.0
140,609
4,576
1,451
237.6
143,310
5,210
2,350
141.8
☆もうひとつはリコー(東証一部、電気機器=7752)。 ☆米国のテロや世界景気悪化の業績に与える影響が懸念されるが、足下が堅調なことと、中・長期的にはデジタル機器の伸びが見込まれることから、連結PER20倍割れの水準は割安感が強い。 ☆押し目買いだ。 リコー株価詳報
1,447,157
88,921
70,393
41,928
1,538,262
105,105
97,765
53,228
1,705,000
117,000
64,000
92.4
777,501
58,220
50,113
22,613
855,499
60,654
65,971
34,404
880,000
67,000
39,000
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infoseek 株価サービス ▼証券コードまたは会社名を入力してくだ さい。 基本情報 詳細情報 パフォーマンス 野村の証券用語解説集 前号へ バックナンバーへ ホームへ お問合せ・ご意見はこちらへ otoiawase@8katsumi.sakura.ne.jp ※財務データは、投資判断の参考のために、一般に公表されているものを使用しました。 ※これは、投資判断の参考となる情報の提供を目的としたもので、投資勧誘を目的としたものではありません。銘柄の選択、投資の最終判断は、ご自身の判断でなさるようお願いいたします。
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※これは、投資判断の参考となる情報の提供を目的としたもので、投資勧誘を目的としたものではありません。銘柄の選択、投資の最終判断は、ご自身の判断でなさるようお願いいたします。