毎週金曜日に八丁堀克美が「大阪新聞」に発表している推奨銘柄を、まとめて掲載しているコーナーです。ここで発表するものは、中期保有で値上がりが期待できる銘柄です。
(「大阪新聞」平成13年12月21日) ☆円安の一段の進行にもかかわらず、ハイテク株が売られ始めた。 ☆株材料で尽くし、織り込み済みなどの単純なものではなく、悪い円安・日本のファンダメンタルズの弱さを反映したかたちとなっており、リバウンド傾向にあったハイテク株下落の危険性が増している。 ☆「株を枕に正月を」迎えるのはリスクが大きい。よって投資環境が不透明のときには、好材料株か、または下値リスクの乏しい銘柄を狙いたい ☆まず、好材料銘柄は住友精密(東証一部、機械=6355)だ。 ☆従来の収益の柱は航空機用プロペラ、油圧機器などであったが、マイクロテクノロジー事業、センサ事業が同社の収益構造を一変させようとしている。 ☆なかでもセンサ事業は立ち乗りスクーター「セグウエイ」むけに採用が決まり、話題となっているが、自動車、ロボット、医療器具などむけに売上が急増する見込み。 ☆そのため、2004年3月期には連結EPSが35円前後となりそうだ(セグウエイ分を除く)。時価水準は材料性の上昇のみにとどまっており、割安感が強いと筆者は判断している。 住友精密株価詳報 連結 − 売上高 百万円 営業利益 百万円 経常利益 百万円 利益 百万円 1株利益 円 00.3 39,029 377 295 144 2.7 01.3 41,107 949 812 ▼598 − 02.3(予想) 44,000 − 2,000 900 16.9 単独 − 売上高 百万円 営業利益 百万円 経常利益 百万円 利益 百万円 1株利益 円 1株配当 円 00.3 35,884 10 138 84 1.6 5.0 01.3 36,007 426 782 ▼839 − 5.0 02.3(予想) 36,000 − 1,000 500 9.4 5.0 ☆本日二番目は、阪神調剤薬局(店頭公開、商業=2723)。 ☆阪神間にドミナント化をおこない堅調な収益をあげているが、調剤専門という特長を活かし、関東圏をはじめ全国で出店を加速する計画だ。 ☆足元も計画を上回っており、上方修正の可能性がきわめて大きい ☆時価水準は明らかに評価不足と考える。 阪神調剤薬局株価詳報 単独 − 売上高 百万円 営業利益 百万円 経常利益 百万円 利益 百万円 1株利益 円 1株配当 円 00.3 7,442 292 251 62 214.6 50.0 01.3 8,650 359 306 121 416.7 50.0 02.3(予想) 10,100 − 500 200 41.0 10.0 記念配当
住友精密株価詳報
39,029
377
295
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2.7
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44,000
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36,007
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36,000
1,000
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9.4
5.0
阪神調剤薬局株価詳報
7,442
251
62
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306
121
416.7
10,100
200
41.0
10.0 記念配当
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(「大阪新聞」平成13年12月21日) ☆株価は平成恐慌を警告している。 ☆大方の国民は実感がいまだないものの、小泉政権が現状の政策スタンスを続けるなら、いよいよ個人にも甚大な被害が及ぶ。破壊なくして改革なしを容認することはできまい。 ☆ただ、NTTや現行株も急落しており、一時的な政策の転換は1ヶ月以内にあると思う。 ☆そこで、投げが加速している中・低位株をあえて狙い、本日は昭和電工(東証一部、化学=4004)に注目する。 ☆今期は市況環境の悪化で、売上、営業利益ともに会社計画を下回る見通し(株価には織り込み済みと思う)。 ☆しかし、アルミニウムの事業の再編や約1,000人の希望退職などのリストラ、資産売却、事業利益によって、来期中に連結欠損金は計画通り解消される見通しだ。 ☆さらに、化合物半導体、レア・レース事業の成長性は高く、リストラ効果も加わって、来期の営業利益は大幅な増益が見込まれる。 ☆有利子負債が多いからと売られれば、絶好の買いチャンス。 ☆カーボン・ナノチューブの量産を開始したことも支援材料だ。 ☆ 昭和電工株価詳報 連結 − 売上高 百万円 営業利益 百万円 経常利益 百万円 利益 百万円 1株利益 円 00.12 746,999 29,594 16,586 2,762 2.7 01.12 750,000 − 6,000 0 − 02.12(予想) 760,000 − 10,000 4,000 3.5 単独 − 売上高 百万円 営業利益 百万円 経常利益 百万円 利益 百万円 1株利益 円 1株配当 円 00.12 362,211 10,746 3,822 163 0.2 − 01.12 365,854 13,836 9,824 932 0.9 − 02.12(予想) 455,000 − 5,000 ▼7,000 − − ☆本日二番目はパソナ(大証ナスダック・ジャパン、4332)。 ☆需給関係が悪く、公開以来株価は低迷。 ☆しかし、ホワイトカラー人材派遣最大手であり、需要拡大も期待される。 ☆また、今期の予想EPSは10万円強、PERで20倍まで買っても200万円となる。 ☆低位株の逆バリもよいが、たまには値がさ株の押し目も買いたい。 パソナ株価詳報 連結 − 売上高 百万円 営業利益 百万円 経常利益 百万円 利益 百万円 1株利益 円 01.5 108,031 5,742 5,464 ▼6,849 − 02.5(予想) 140,370 − 6,140 3,010 110,168 単独 − 売上高 百万円 営業利益 百万円 経常利益 百万円 利益 百万円 1株利益 円 1株配当 円 01.5 100,562 5,163 4,797 ▼2,991 − − 02.5(予想) 121,040 − 4,970 2,610 95,527 −
(「大阪新聞」平成13年12月21日) ☆株価は平成恐慌を警告している。 ☆大方の国民は実感がいまだないものの、小泉政権が現状の政策スタンスを続けるなら、いよいよ個人にも甚大な被害が及ぶ。破壊なくして改革なしを容認することはできまい。 ☆ただ、NTTや現行株も急落しており、一時的な政策の転換は1ヶ月以内にあると思う。 ☆そこで、投げが加速している中・低位株をあえて狙い、本日は昭和電工(東証一部、化学=4004)に注目する。 ☆今期は市況環境の悪化で、売上、営業利益ともに会社計画を下回る見通し(株価には織り込み済みと思う)。 ☆しかし、アルミニウムの事業の再編や約1,000人の希望退職などのリストラ、資産売却、事業利益によって、来期中に連結欠損金は計画通り解消される見通しだ。 ☆さらに、化合物半導体、レア・レース事業の成長性は高く、リストラ効果も加わって、来期の営業利益は大幅な増益が見込まれる。 ☆有利子負債が多いからと売られれば、絶好の買いチャンス。 ☆カーボン・ナノチューブの量産を開始したことも支援材料だ。 ☆ 昭和電工株価詳報
昭和電工株価詳報
746,999
29,594
16,586
2,762
750,000
6,000
760,000
4,000
3.5
362,211
3,822
163
365,854
9,824
932
0.9
455,000
5,000
▼7,000
☆本日二番目はパソナ(大証ナスダック・ジャパン、4332)。 ☆需給関係が悪く、公開以来株価は低迷。 ☆しかし、ホワイトカラー人材派遣最大手であり、需要拡大も期待される。 ☆また、今期の予想EPSは10万円強、PERで20倍まで買っても200万円となる。 ☆低位株の逆バリもよいが、たまには値がさ株の押し目も買いたい。
108,031
5,742
5,464
140,370
3,010
110,168
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