毎週金曜日に八丁堀克美が「大阪新聞」に発表している推奨銘柄を、まとめて掲載しているコーナーです。ここで発表するものは、中期保有で値上がりが期待できる銘柄です。
(「大阪新聞」平成14年1月11日) ☆新規公開株人気が続いている。 ☆スタートが悪かったパソナや電通、野村総研などはすでに妥当な株価にまで達し、後は空中戦。 ☆今後は出遅れていたITX(2725)などに物色の矛先が向かおう。が、収益基盤が固まっていない銘柄も多く、高値づかみには注意したい。 ☆また、年末・年始のドレッシング、ご祝儀商いも終わり、いよいよ物色の方向性が見え始めてくる頃。そのなかで材料性のある銘柄群の代表は、昨年末にご紹介した住友精密(6355)だ。 ☆さて、本日の推薦株はまずリコーリース(東証一部、金融・保険=8566)。 ☆親会社であるリコー製品の関連リースが堅調なほか、与信管理を強化したことによるコスト削減、格付けのアップによる調達資金原価の低減効果があって、今期は会社計画の連結EPS183円を確保する見通しだ。 ☆リース業界の足元の環境は厳しいものの、米国と比較して市場の拡大余地は大きく、また同社が膨大な顧客情報を保有していることから、中期的な成長が見込まれる。 ☆その同社のPERが10倍前後であれば、明らかに出遅れ感がある。 リコーリース株価詳報 連結 − 売上高 百万円 営業利益 百万円 経常利益 百万円 利益 百万円 1株利益 円 00.3 190,795 7,418 7,555 3,780 199.8 01.3 197,333 7,870 8,395 4,825 196.0 02.3(予想) 204,000 − 9,320 5,310 183.3 単独 − 売上高 百万円 営業利益 百万円 経常利益 百万円 利益 百万円 1株利益 円 1株配当 円 00.3 190,787 7,406 7,540 3,773 199.5 18.0 01.3 197,323 7,866 8,388 4,821 195.9 19.0 02.3(予想) 204,000 − 9,320 5,310 183.3 19.0 ☆二番目の銘柄はトーメンエレクトロニクス(東証一部、商業=7558)。 ☆半導体市況の底打ちがあっても、日本のメーカーの収益回復力は弱い。が、商社にはメリット大だ。 ☆そのなかでも同社の恩恵はより大きく、来期の連結EPSは400円近くになる見通しで、株価も上値追いが期待される。 トーメンエレクトロニクス株価詳報 連結 − 売上高 百万円 営業利益 百万円 経常利益 百万円 利益 百万円 1株利益 円 00.3 64,694 2,405 2,288 1,165 192.3 01.3 88,173 5,861 5,987 3,497 505.5 02.3(予想) 88,200 − 4,570 2,700 365.5 単独 − 売上高 百万円 営業利益 百万円 経常利益 百万円 利益 百万円 1株利益 円 1株配当 円 00.3 62,038 2,211 1,939 920 151.9 25.0 記念配当 01.3 81,569 5,415 5,257 2,890 417.8 45.0 記念配当 02.3(予想) 80,800 − 4,010 2,250 304.6 35.0
(「大阪新聞」平成14年1月11日) ☆新規公開株人気が続いている。 ☆スタートが悪かったパソナや電通、野村総研などはすでに妥当な株価にまで達し、後は空中戦。 ☆今後は出遅れていたITX(2725)などに物色の矛先が向かおう。が、収益基盤が固まっていない銘柄も多く、高値づかみには注意したい。 ☆また、年末・年始のドレッシング、ご祝儀商いも終わり、いよいよ物色の方向性が見え始めてくる頃。そのなかで材料性のある銘柄群の代表は、昨年末にご紹介した住友精密(6355)だ。 ☆さて、本日の推薦株はまずリコーリース(東証一部、金融・保険=8566)。 ☆親会社であるリコー製品の関連リースが堅調なほか、与信管理を強化したことによるコスト削減、格付けのアップによる調達資金原価の低減効果があって、今期は会社計画の連結EPS183円を確保する見通しだ。 ☆リース業界の足元の環境は厳しいものの、米国と比較して市場の拡大余地は大きく、また同社が膨大な顧客情報を保有していることから、中期的な成長が見込まれる。 ☆その同社のPERが10倍前後であれば、明らかに出遅れ感がある。
リコーリース株価詳報
190,795
7,418
7,555
3,780
199.8
197,333
7,870
8,395
196.0
204,000
5,310
183.3
190,787
7,540
3,773
197,323
8,388
4,821
195.9
9,320
19.0
☆二番目の銘柄はトーメンエレクトロニクス(東証一部、商業=7558)。 ☆半導体市況の底打ちがあっても、日本のメーカーの収益回復力は弱い。が、商社にはメリット大だ。 ☆そのなかでも同社の恩恵はより大きく、来期の連結EPSは400円近くになる見通しで、株価も上値追いが期待される。
トーメンエレクトロニクス株価詳報
64,694
2,405
2,288
1,165
192.3
88,173
5,861
5,987
505.5
88,200
2,700
365.5
62,038
1,939
920
81,569
5,257
2,890
417.8
80,800
4,010
2,250
304.6
35.0
infoseek 株価サービス ▼証券コードまたは会社名を入力してくだ さい。 基本情報 詳細情報 パフォーマンス 野村の証券用語解説集
(「大阪新聞」平成14年1月4日) ☆小泉政権の構造改革の悪影響で、昨年(平成13年)の日経平均株価は筆者の予想どおり10,000円を割れてしまった。 ☆さて、今年の安値・高値を大胆に予想してみたい。 ☆まず、安値は8,000円。ハイテク株が再び下げの主役となるほか、大型倒産が足を引っ張る可能性がある。 ☆一方、高値は13,000円。売られた反動で安値から6割強の反騰を見せよう。 ☆とはいえ、これは指数の話。個別銘柄では、下落すればまたとないチャンスが生まれよう。 ☆そこで今年一番目の銘柄としてアスクル(店頭公開、商業=2678)を取り上げる。 ☆開発部隊の新設によるオリジナル商品の拡大で粗利益率が改善傾向にあるほか(今上期の粗利益率は当初計画を0.6%上回る)、わかりやすいカタログづくりの成功や顧客管理、在庫の削減などが寄与し、今期の経常利益は前期比倍増以上が予想される。 ☆さらには、次世代物流センター「アスクルDCMセンター」を早期に建設。事業拡大に追い風となりそうだ。 ☆来期の予想EPSは110円超で、成長性を加味すれば株価上昇余地は大きいと思われる。 アスクル株価詳報 単独 − 売上高 百万円 営業利益 百万円 経常利益 百万円 利益 百万円 1株利益 円 1株配当 円 00.5 47,128 1,640 1,392 701 1,425 − 01.5 75,254 1,775 1,752 752 36.8 5.0 02.5(予想) 95,000 − 3,500 1,600 75.5 5.0 ☆今年二番目は、大阪ガス(東証一部、電力・ガス=9532)。 ☆ペイオフ解禁により定期預金への不安、低金利における運用難から、利回りがあってしかも安定性のある企業に資金が流入するのは、むしろ当然と考える。 ☆その条件を満たし、かつ経営革新企業である同社は、絶好の投資先となろう。 ☆ 大阪ガス株価詳報 連結 − 売上高 百万円 営業利益 百万円 経常利益 百万円 利益 百万円 1株利益 円 00.3 849,225 62,723 45,609 27,345 10.9 01.3 951,926 74,055 63,849 36,097 14.7 02.3(予想) 985,000 − 72,000 43,000 17.7 単独 − 売上高 百万円 営業利益 百万円 経常利益 百万円 利益 百万円 1株利益 円 1株配当 円 00.3 695,125 50,199 39,465 24,527 9.8 5.0 01.3 754,127 59,320 53,929 32,992 13.4 5.0 02.3(予想) 761,500 − 64,000 40,000 16.5 6.0 infoseek 株価サービス ▼証券コードまたは会社名を入力してくだ さい。 基本情報 詳細情報 パフォーマンス 野村の証券用語解説集 前号へ バックナンバーへ ホームへ お問合せ・ご意見はこちらへ otoiawase@8katsumi.sakura.ne.jp ※財務データは、投資判断の参考のために、一般に公表されているものを使用しました。 ※これは、投資判断の参考となる情報の提供を目的としたもので、投資勧誘を目的としたものではありません。銘柄の選択、投資の最終判断は、ご自身の判断でなさるようお願いいたします。
アスクル株価詳報
47,128
1,392
701
75,254
1,752
752
36.8
95,000
3,500
1,600
75.5
5.0
849,225
62,723
45,609
27,345
10.9
951,926
74,055
63,849
14.7
985,000
43,000
17.7
695,125
39,465
24,527
754,127
53,929
32,992
13.4
761,500
64,000
40,000
16.5
6.0
お問合せ・ご意見はこちらへ otoiawase@8katsumi.sakura.ne.jp
※財務データは、投資判断の参考のために、一般に公表されているものを使用しました。
※これは、投資判断の参考となる情報の提供を目的としたもので、投資勧誘を目的としたものではありません。銘柄の選択、投資の最終判断は、ご自身の判断でなさるようお願いいたします。