(2002年4月16日)
八丁堀克美が推奨銘柄を掲載しているコーナーです。ここで発表するものは中期保有で値上がりが期待できる銘柄です。
(平成14年4月16日)

1,400兆円の金融資産があると安心してはいけない。

高齢化社会が進み、団塊の世代が資格を有する時には年金財政は破綻、そこに天災でもあれば、資源がなく、食料自給率の著しく低い日本は瞬く間に没落する。

バブル崩壊後、異常低金利状態の慢性化と不良債権処理の遅れもあって、見かけよりはるかに脆弱なのが日本経済の真の姿だ。

また、来年度には普通預金へも安心して銀行に預けられない。自己責任とはいえ大変な時代に入ったというのが正直な話。

さて、株式市場もリード役不在のなか、物色に気迷いが見られる。しかし、銀行株、値がさハイテク株、ボロ株を買わなければ、被害も少なく短期的な好パフォーマンスが期待されそうな相場だ。

そこでまずマツダ(東証一部、輸送用機器=7261)に注目する。

コストダウン、リストラの進展、円安等によって、先日、前期の収益が上方修正された。続く今期も「アテンザ」や「デミオ」等の新型車が投入されることを加味すれば好業績が期待される。

日産の劇的な回復とはいかなくとも、外国人経営者の大胆な構造改革効果が数字に表れる時期にあると言えるであろう。

筆者の愛車も実はマツダのスポーツタイプ。性能、品質、価格、サービス、いずれの面でも満足している。


マツダ株価詳報

連結
売上高
百万円
営業利益
百万円
経常利益
百万円
利益
百万円
1株利益
01.3

2,015,812

▼14,937

▼29,770

▼155,243

02.3(予想)

2,094,000

18,500

▼8,500 7.0
03.3(予想)

2,120,000

20,000

10,000

8.2
単独
売上高
百万円
営業利益
百万円
経常利益
百万円
利益
百万円
1株利益
1株配当
00.3

1,466,146

13,066

7,735

5,139

4.2 2.0
01.3

1,322,741

▼31,362 ▼32,300

▼127,590

02.3(予想)

1,364,000

28,000

13,000

10.6

2.0
さて本日2番目の銘柄は神鋼電機(東証一部、電気機器=6507)

半導体製造装置関連の売上が非常に好調なのに加えて、ICカ―ド、HDモータの将来性は非常に大きく、株価は少なくとも安値から3倍までは狙えると判断している。


しょせん「神戸鋼電機だろ」とバカにしないでもう一度調べる事をお勧めする。


神鋼電機株価詳報

連結
売上高
百万円
営業利益
百万円
経常利益
百万円
利益
百万円
1株利益
01.3

94,797

3,934

2,209

1,089

7.5
02.3(予想)

88,000

1,000

600 4.1
03.3(予想)

93,000

1,000

500

3.4
単独
売上高
百万円
営業利益
百万円
経常利益
百万円
利益
百万円
1株利益
1株配当
00.3

72,074

2,020

741

▼2,085

01.3

84,237

3,442 1,810

1,017

7.0

02.3(予想)

78,000

800

1,000

6.8

最後は、再度昭和電工(東証一部、化学=4004)

HDの受注が会社計画を上回る好調。単にナノテクやリストラ関連でなく、成長分野に経営資源を集中している企業として高い評価をすべきだ。


連結
売上高
百万円
営業利益
百万円
経常利益
百万円
利益
百万円
1株利益
00.12

746,999

29,594

16,586

2,762

2.7

01.12

708,900

19,168

3,932

▼34,259

02.12(予想)

680,000

16,500

12,000

10.5

単独
売上高
百万円
営業利益
百万円
経常利益
百万円
利益
百万円
1株利益
1株配当
00.12

365,854

13,836

9,824

932

0.9
01.12

434,510

5,484

109

▼47,513

02.12(予想)

414,000

5,600

14,500

12.7

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