(2002年4月22日)
八丁堀克美が推奨銘柄を掲載しているコーナーです。ここで発表するものは中期保有で値上がりが期待できる銘柄です。
(平成14年4月22日)

3月期決算発表のシーズンだ。花王(4452)、HOYA(7741)を始めとして、大手ハイテク企業が相次いで発表。

コンセンサスを上回るような数字は大手では期待し難い。「数字」より「経営の方向性、経営改革」がポイントだ。

G7が終了した。世界経済は一応、回復の度合いを強める。

そのため、株式市場は「景気回復」あるいは「景気回復期待」、「企業業績回復期待」を織り込みに行く展開。インデックスより個別重視の展開は続だろう。

さて、今回はファミリーマート(東証一部、商業=8028)に注目する。

未だガリバーのセブンイレブンの足元にも及ばないが、スクラップ&ビルドを行いながらの構造改革は着実に進展している。前期の決算は、昨年の10月に会社側から発表された数字をほぼ全て上回った。

疑問視された不採算店の閉店は503店にも及び、また高質店の開店も515店となった。

既存店売上高は98.8%、新店日販売43万3,000円と目標を上回る。利益率も改善、連結経常利益は250億円に乗せた。

今期は課題である商品力の強化がどの程度可能かが鍵だ。

会社側では、弁当類の内容充実を打ち出し、様々な取り組みを説明。また、今期も高水準の出店、閉店を行うことで、二位グループでの勝ち組みを目指す。

時価水準は割安感がある。


ファミリーマート株価詳報

連結
売上高
百万円
営業利益
百万円
経常利益
百万円
利益
百万円
1株利益
01.2

176,098

24,122

26,161

8,111

83.5
02.2(予想)

195,605

23,756

35,003

8,548 88.3
03.2(予想)

214,100

27,800

12,200

124.9
単独
売上高
百万円
営業利益
百万円
経常利益
百万円
利益
百万円
1株利益
1株配当
01.2

143,328

24,708

26,233

8,748

89.6 38.0
02.2

152,520

25,070 25,980

9,676

99.9

38.0
03.2(予想)

152,140

27,280

12,500

128.0

38.0
さて、2番目の銘柄はイズミ(東証一部、商業=8273)だ。

今回の決算発表で地方スーパーの勝ち組という認識はより強まりそうだ。

特別損失を除いた実質ベースでのEPSは110円強。時価水準に割安感が強い。


イズミ株価詳報

連結
売上高
百万円
営業利益
百万円
経常利益
百万円
利益
百万円
1株利益
01.2

346,811

10,285

9,862

3,415

53.7
02.2(予想)

363,714

14,783

13,782

4,832 81.5
03.2(予想)

371,000

16,800

5,650

91.8
単独
売上高
百万円
営業利益
百万円
経常利益
百万円
利益
百万円
1株利益
1株配当
01.2

304,257

8,255

6,856

3,106

48.8 21.0
02.2

310,365

11,825 10,890

3,789

61.3

21.0
03.2(予想)

313,000

13,300

5,400

87.7

21.0
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