八丁堀克美が推奨銘柄を掲載しているコーナーです。ここで発表するものは中期保有で値上がりが期待できる銘柄です。
(平成14年5月13日) ☆日本の景気底入れは完全なコンセンサスとなり、相場は引き続き強含みの展開となるのではないか。 ☆ただし、海外の通信・ハイテク関連株は不安定で、銘柄間格差がつく可能性がある。半導体の主力処、銀行株にたいして引き続き弱気な一方、電子部品、好業績ディフェンシブは強気とする。 ☆物色のリード役は未だ見当たらないが、好決算発表銘柄を素直に買う傾向が見られる。 ☆決算発表や決算説明会でのポイントは、今期の業績達成の確度、バリュエーション、中期経営計画などの「経営」に対する信頼度やリストラの進捗度などだ。「買える銘柄」の業績発表はむしろこれからだろう。 ☆ところで、本日はシャープ(東証一部、電気機器=6753)に注目する。 ☆2002年3月期の大手電機メーカー9社(日立、ソニー、松下、東芝、NEC、富士通、三菱、三洋、シャープ)の多くが大幅な営業赤字となるなか、売上高で最も少ない同社はソニーに次ぐ利益を確保し、「オンリーワン」戦略による収益の底堅さが目立つ。 ☆2002年3月期の営業利益の構成比を見るとAV・通信機器と液晶が1/4弱、IC、電子部品がそれぞれ12.3%、15.5%をバランスがとれていることが特徴で、強みでもある。 ☆2003年3月期は数量の増加による大型液晶パネルの採算が改善、中小型液晶の価格低下に歯止めがかかると思われ、液晶の利益が急増し、構成比もアップしそうだ。 ☆一方、高採算液晶カラーテレビや携帯電話などの販売増加も見込まれ、会社計画の利益は確保可能と思われる。 ☆また、フラッシュメモリーや太陽電池といった事業の成長性にも期待できる。 シャープ株価詳報 連結 − 売上高 百万円 営業利益 百万円 経常利益 百万円 利益 百万円 1株利益 円 01.3 2,012,858 105,913 80,728 38,527 34.2 02.3 1,803,798 73,585 48,889 11,311 10.1 03.3(予想) 2,000,000 − 68,000 37,000 33.3 単独 − 売上高 百万円 営業利益 百万円 経常利益 百万円 利益 百万円 1株利益 円 1株配当 円 01.3 1,602,974 72,405 67,283 34,902 31.0 13.0 02.3 1,372,300 48,333 43,298 10,235 9.1 14.0 03.3(予想) 1,550,000 − 56,000 33,000 29.7 14.0 ☆さて、二番目は森永乳業(東証一部、食品=2264)。 ☆乳業業界を取り巻く環境は厳しいが、価格低下の一巡、雪印の凋落、ラクトフェリンの好調から業績は堅調だ。 ☆株価はPBR1倍となったが、今後は業界NO.1を織り込む展開へ。 森永乳業株価詳報 連結 − 売上高 百万円 営業利益 百万円 経常利益 百万円 利益 百万円 1株利益 円 01.3 535,856 13,965 13,597 3,154 12.4 02.3(予想) 527,000 − 11,300 4,500 17.7 03.3(予想) 550,000 − 12,000 4,000 15.8 単独 − 売上高 百万円 営業利益 百万円 経常利益 百万円 利益 百万円 1株利益 円 1株配当 円 00.3 432,629 8,619 8,922 ▼2,289 − 6.0 01.3 447,323 10,272 10,538 2,106 8.3 6.0 02.3(予想) 436,500 − 8,440 2,760 10.9 6.0 infoseek 株価サービス ▼証券コードまたは会社名を入力してくだ さい。 基本情報 詳細情報 パフォーマンス 野村の証券用語解説集 (平成14年5月6日) ☆今回は、まず旭硝子(東証一部、窯業=5201)に注目する。 ☆4月1日に「当社ビジョンおよび経営体制の刷新」という会社説明会が開催された。 ☆そこでは、グループの長期ビジョン「Look beyond」で方向性と経営資源の投入分野が示さた。また、執行役員制とカンパニー制の導入、社外取締役の招聘、グループの収益力の最大化などが示され、同社が経営改革を進めていることが伺えた。 ☆一方、発表済みの中期経営数値目標は下方修正されたものの、むしろ足元はCRT、LCD、PDP用ガラスなどの電子・ディスプレイ部門が、関連市場の回復・好調を受けて収益力が回復しいている。 ☆とくに、LCD、PDPは需要拡大が続いており、今後も高成長となる可能性がある。 ☆ガラス部門は依然として、価格低下などの不安要因は残るが、国内景気の回復の恩恵は大きい。また、海外では米国、アジアむけに堅調な収益を確保すると見られる。
(平成14年5月13日) ☆日本の景気底入れは完全なコンセンサスとなり、相場は引き続き強含みの展開となるのではないか。 ☆ただし、海外の通信・ハイテク関連株は不安定で、銘柄間格差がつく可能性がある。半導体の主力処、銀行株にたいして引き続き弱気な一方、電子部品、好業績ディフェンシブは強気とする。 ☆物色のリード役は未だ見当たらないが、好決算発表銘柄を素直に買う傾向が見られる。 ☆決算発表や決算説明会でのポイントは、今期の業績達成の確度、バリュエーション、中期経営計画などの「経営」に対する信頼度やリストラの進捗度などだ。「買える銘柄」の業績発表はむしろこれからだろう。 ☆ところで、本日はシャープ(東証一部、電気機器=6753)に注目する。 ☆2002年3月期の大手電機メーカー9社(日立、ソニー、松下、東芝、NEC、富士通、三菱、三洋、シャープ)の多くが大幅な営業赤字となるなか、売上高で最も少ない同社はソニーに次ぐ利益を確保し、「オンリーワン」戦略による収益の底堅さが目立つ。 ☆2002年3月期の営業利益の構成比を見るとAV・通信機器と液晶が1/4弱、IC、電子部品がそれぞれ12.3%、15.5%をバランスがとれていることが特徴で、強みでもある。 ☆2003年3月期は数量の増加による大型液晶パネルの採算が改善、中小型液晶の価格低下に歯止めがかかると思われ、液晶の利益が急増し、構成比もアップしそうだ。 ☆一方、高採算液晶カラーテレビや携帯電話などの販売増加も見込まれ、会社計画の利益は確保可能と思われる。 ☆また、フラッシュメモリーや太陽電池といった事業の成長性にも期待できる。
シャープ株価詳報
2,012,858
105,913
80,728
38,527
1,803,798
73,585
48,889
2,000,000
37,000
1,602,974
67,283
34,902
1,372,300
10,235
9.1
1,550,000
56,000
33,000
29.7
☆さて、二番目は森永乳業(東証一部、食品=2264)。 ☆乳業業界を取り巻く環境は厳しいが、価格低下の一巡、雪印の凋落、ラクトフェリンの好調から業績は堅調だ。 ☆株価はPBR1倍となったが、今後は業界NO.1を織り込む展開へ。
森永乳業株価詳報
535,856
13,965
13,597
3,154
527,000
−
11,300
550,000
4,000
432,629
8,922
▼2,289
447,323
2,106
8.3
436,500
8,440
2,760
10.9
infoseek 株価サービス ▼証券コードまたは会社名を入力してくだ さい。 基本情報 詳細情報 パフォーマンス 野村の証券用語解説集 (平成14年5月6日) ☆今回は、まず旭硝子(東証一部、窯業=5201)に注目する。 ☆4月1日に「当社ビジョンおよび経営体制の刷新」という会社説明会が開催された。 ☆そこでは、グループの長期ビジョン「Look beyond」で方向性と経営資源の投入分野が示さた。また、執行役員制とカンパニー制の導入、社外取締役の招聘、グループの収益力の最大化などが示され、同社が経営改革を進めていることが伺えた。 ☆一方、発表済みの中期経営数値目標は下方修正されたものの、むしろ足元はCRT、LCD、PDP用ガラスなどの電子・ディスプレイ部門が、関連市場の回復・好調を受けて収益力が回復しいている。 ☆とくに、LCD、PDPは需要拡大が続いており、今後も高成長となる可能性がある。 ☆ガラス部門は依然として、価格低下などの不安要因は残るが、国内景気の回復の恩恵は大きい。また、海外では米国、アジアむけに堅調な収益を確保すると見られる。
旭硝子株価詳報
連結 − 売上高 百万円 営業利益 百万円 経常利益 百万円 利益 百万円 1株利益 円 01.3 1,312,829 111,652 98,026 24,724 21.0 02.3(予想) 1,260,000 − 44,000 ▼13,000 − 03.3(予想) 1,260,000 − 37,000 15,000 12.8 単独 − 売上高 百万円 営業利益 百万円 経常利益 百万円 利益 百万円 1株利益 円 1株配当 円 00.3 693,945 14,024 19,296 3,101 2.6 9.0 01.3 604,629 20,989 33,690 11,703 10.0 9.0 02.3(予想) 550,000 − 7,000 ▼15,000 − 9.0 ☆さて、二番目の銘柄はドトールコーヒー(東証一部、商業=9952)。 ☆2002年3月期の売上はここ5年間の平均増収率を上回ったものの、経常増益率は2%増と伸び悩み。 ☆直営店の出店が当初計画を上回る50店(FC68店、総計118店)で初期経費が増加したうえ、コンビニ向けなど卸売り売上が増加、利益率低下、販売促進費などのコストアップが重なったため。また、既存直営店売上高は前年比0.8%の減少。 ☆2003年3月期は直営30店、FC100店(うちエクセルシオール34店、ガソリンスタンド併設店30店)、既存売上は前年並みを見込む。 ☆同社の既存店活性策は、人材教育(主に店長だがこの効果は大きいと考える)、店舗内のレジの増加、メニュー開発の強化、店舗改装などだ。 ☆また、スターバックスといった他チェーンとの競合でも同社が優位になりつつある点、そして2004年3月期以降の出店加速が予想される点から、新たな成長局面入りするのではないか。
1,312,829
111,652
98,026
24,724
1,260,000
44,000
15,000
693,945
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▼15,000
☆さて、二番目の銘柄はドトールコーヒー(東証一部、商業=9952)。 ☆2002年3月期の売上はここ5年間の平均増収率を上回ったものの、経常増益率は2%増と伸び悩み。 ☆直営店の出店が当初計画を上回る50店(FC68店、総計118店)で初期経費が増加したうえ、コンビニ向けなど卸売り売上が増加、利益率低下、販売促進費などのコストアップが重なったため。また、既存直営店売上高は前年比0.8%の減少。 ☆2003年3月期は直営30店、FC100店(うちエクセルシオール34店、ガソリンスタンド併設店30店)、既存売上は前年並みを見込む。 ☆同社の既存店活性策は、人材教育(主に店長だがこの効果は大きいと考える)、店舗内のレジの増加、メニュー開発の強化、店舗改装などだ。 ☆また、スターバックスといった他チェーンとの競合でも同社が優位になりつつある点、そして2004年3月期以降の出店加速が予想される点から、新たな成長局面入りするのではないか。
ドトールコーヒー株価詳報
連結 − 売上高 百万円 営業利益 百万円 経常利益 百万円 利益 百万円 1株利益 円 01.3 44,463 4,189 4,216 2,160 201.7 02.3 52,319 4,253 4,301 2,290 213.0 03.3(予想) 62,900 − 5,000 2,660 247.3 単独 − 売上高 百万円 営業利益 百万円 経常利益 百万円 利益 百万円 1株利益 円 1株配当 円 01.3 42,492 4,146 4,196 2,161 201.9 32.0 記念配当 02.3 50,000 4,253 4,311 2,315 215.2 34.0 03.3(予想) 59,000 − 5,000 2,680 249.1 34.0 infoseek 株価サービス ▼証券コードまたは会社名を入力してくだ さい。 基本情報 詳細情報 パフォーマンス 野村の証券用語解説集 バックナンバーへ お問合せ・ご意見はこちらへ otoiawase@8katsumi.sakura.ne.jp ※財務データは、投資判断の参考のために、一般に公表されているものを使用しました。 ※これは、投資判断の参考となる情報の提供を目的としたもので、投資勧誘を目的としたものではありません。銘柄の選択、投資の最終判断は、ご自身の判断でなさるようお願いいたします。
44,463
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50,000
2,315
215.2
59,000
5,000
2,680
249.1
infoseek 株価サービス ▼証券コードまたは会社名を入力してくだ さい。 基本情報 詳細情報 パフォーマンス 野村の証券用語解説集 バックナンバーへ お問合せ・ご意見はこちらへ otoiawase@8katsumi.sakura.ne.jp ※財務データは、投資判断の参考のために、一般に公表されているものを使用しました。 ※これは、投資判断の参考となる情報の提供を目的としたもので、投資勧誘を目的としたものではありません。銘柄の選択、投資の最終判断は、ご自身の判断でなさるようお願いいたします。
お問合せ・ご意見はこちらへ otoiawase@8katsumi.sakura.ne.jp
※財務データは、投資判断の参考のために、一般に公表されているものを使用しました。
※これは、投資判断の参考となる情報の提供を目的としたもので、投資勧誘を目的としたものではありません。銘柄の選択、投資の最終判断は、ご自身の判断でなさるようお願いいたします。