(2002年5月20・27日)
八丁堀克美が推奨銘柄を掲載しているコーナーです。ここで発表するものは中期保有で値上がりが期待できる銘柄です。
(平成14年5月27日)

外人の買い越しや買戻しによる好需給、そして業績のV字型回復期待による日本株の割高感解消等でトレンドは、依然強い。

円相場をにらみながらの物色となろうが、ハイテク・輸出関連株見送り、化学・鉄鋼・非鉄・ガラス等の素材、証券、通信、小売等の物色となるのではないか。

「理解しがたい上昇」が見られる可能性もある。銀行も短期トレーディングの可能性。しかし、6月は最後の売り場かもしれない。

さて、今回はヤクルト本社(東証一部、食品=2267、千株)に注目する。

メキシコヤクルト等が連結対象に加わるため、2003年3月期の売上高は11%増、営業利益は61%増を見込む。

乳製品の販売数量は、
2001年3月期では前年比95.8%、2002年3月期では同94.1%と連続して落ち込んだ。また、2003年3月期の乳製品の予想販売数量は101.5%と強気の前提で、売上未達成の懸念がある。

しかし、「カンプト」の好調、海外での収益が堅調なこと、さらには売上未達の場合でも販管費の削減で利益達成は可能な利益予想となっているため、強気な投資判断としたい。


ヤクルト本社株価詳報

連結
売上高
百万円
営業利益
百万円
経常利益
百万円
利益
百万円
1株利益
01.3

224,795

16,107

21,611

10,537

60.0
02.3

229,622

13,070

22,744

11,108 63.2
03.3(予想)

256,800

27,500

11,500

65.4
単独
売上高
百万円
営業利益
百万円
経常利益
百万円
利益
百万円
1株利益
1株配当
01.3

156,590

11,654

17,295

7,275

41.4 15.0
02.3

159,000

7,988 15,922

6,652

37.8

15.0
03.3(予想)

163,000

17,000

7,500

42.6

15.0

今回二番目は、日産化学工業(東証一部、化学=4021、千株)

発売延期となった高脂血症治療薬「イタバスタチン」は今期中には発売される見通しで、国内ピーク時年商400億円以上が見込まれる。

三共と興和が国内販売を担当するが、「メバロチン(三共)」での実績からスムーズな拡販が予想される。

この「イタバスタチン」の販売がスタートすれば、医薬品事業の収益急改善、全社的な利益率水準も大幅な上昇が期待できる。


日産化学工業株価詳報


連結
売上高
百万円
営業利益
百万円
経常利益
百万円
利益
百万円
1株利益
01.3

136,070

10,960

10,142

4,380

23.5
02.3

138,185

9,447

7,815

3,202 17.1
03.3(予想)

150,000

10,000

5,000

26.7
単独
売上高
百万円
営業利益
百万円
経常利益
百万円
利益
百万円
1株利益
1株配当
01.3

102,327

10,153

9,488

4,391

23.5 9.0
02.3

91,488

9,168 7,948

3,193

19.7

9.0
03.3(予想)

89,500

10,000

5,500

29.3

9.0

infoseek 株価サービス

証券コードまたは会社名を入力してくだ さい。

野村の証券用語解説集

(平成14年5月20日)

5月第2週も外国人投資家は買い越し、4週連続して買い越した。ニューヨーク株式市場が波乱を見せなければ続きそうだ。

さて、決算発表はピークを迎える。当面は今期予想利益を織り込む展開となるだろう。また、自社株買いが個別株の下値を支えるだろう。

為替は、1$=125円台までの円高は当面、容認できる水準ではないか。

さて、本日は高速(東証二部、商業=7504、百株)に注目する。


同社は食品軽包装資材卸業界でトップであり、唯一の公開企業だ。


中食分野の高成長で順調に拡大し、食品軽包装資材の市場規模は約1兆6,000億円。


また、M&A等で中長期的に売上高は500億円(03年3月期予想294億)、経常利益22億(同13.43億)を目指す。


また、個人株主作りにも注力している。



高速株価詳報

連結
売上高
百万円
営業利益
百万円
経常利益
百万円
利益
百万円
1株利益
01.3

27,021

1,004

1,146

484

55.1
02.3

28,572

1,164

1,253

645 66.6
03.3(予想)

29,400

1,340

710

73.7
単独
売上高
百万円
営業利益
百万円
経常利益
百万円
利益
百万円
1株利益
1株配当
01.3

26,566

896

1,102

490

55.7 16.0
02.3

27,787

1,077 1,179

611

63.2

17.0
03.3(予想)

28,000

1,290

670

69.2

18.0
さて、二番目はオリエンタルランド(東証一部、サービス=4661、百株)

学校が完全週休2日制への移行やハッピーマンデーの拡充などにより、連休が増加傾向にあるほか、各種イベントを積極的に展開している。

今期の入園者数は同社計画の2,550万人(前期実績2,204万人)を上回る可能性がある。

また、ディズニーストア(46店舗)での相乗効果にも期待する。


宿泊型入園者も増加傾向、「滞在型テーマリゾート」として、今期から収益は回収期へ。


オリエンタルランド株価詳報

連結
売上高
百万円
営業利益
百万円
経常利益
百万円
利益
百万円
1株利益
01.3

200,191

22,130

12,039

4,740

47.3
02.3

281,081

33,661

23,786

12,726 127.1
03.3(予想)

343,800

30,500

16,900

168.8
単独
売上高
百万円
営業利益
百万円
経常利益
百万円
利益
百万円
1株利益
1株配当
01.3

182,877

22,601

14,771

7,579

75.7 14.0
02.3

250,246

30,064 23,292

12,458

124.4

19.0
記念配当
03.3(予想)

290,800

29,200

16,800

167.8

24.0
infoseek 株価サービス

証券コードまたは会社名を入力してくだ さい。

野村の証券用語解説集



バックナンバーへ

お問合せ・ご意見はこちらへ otoiawase@8katsumi.sakura.ne.jp

※財務データは、投資判断の参考のために、一般に公表されているものを使用しました。

※これは、投資判断の参考となる情報の提供を目的としたもので、投資勧誘を目的としたものではありません。銘柄の選択、投資の最終判断は、ご自身の判断でなさるようお願いいたします。