(2002年10月7・14日)
長い間ご迷惑をかけましたが、無事退院できました。更新を開始致します。今後ともよろしくお願い致します。
(平成14年10月14日)

本日は森永乳業(東証一部、食品=2264、千株)に注目する。

同社は、2005年3月期の売上高を5,570億円(前期実績比5%増)、営業利益151億円(同41%増)、当期利益65億円(同42%)増、ROE7.3%(前期実績5.8%)を中心目標に掲げ、「量より質」、「株主重視の経営」に努めている。

雪印の食中毒事件以降、雪印のシェアダウンの影響による恩恵は大きいが、低価格の一巡、コストダウン効果、高採算商品の販売拡大によって、収益は予想以上に好調だ。

とくに重点7分野のなかでは、「アロエヨーグルト」、「ラクトフェリンヨーグルト」などのヨーグルトが当初計画を大きく上回っているほか、チーズも前年比2桁の伸びを見せている模様だ。


森永乳業株価詳報
連結
売上高
百万円
営業利益
百万円
経常利益
百万円
利益
百万円
1株利益
01.3

535,856

13,365

13,597

3,154

12.4
02.3

527,856

10,703

11,326

4,557 17.3
03.3(予想)

543,000

12,400

4,600

18.3
単独
売上高
百万円
営業利益
百万円
経常利益
百万円
利益
百万円
1株利益
1株配当
01.3

447,323

10,272

10,538

2,106

8.3 6.0
02.3

436,498

7,146 8,437

2,759

10.9

6.0
03.3(予想)

448,000

9,200

3,300

13.0

6.0
本日二つ目は、ヤマハ発動機(東証一部、輸送用機器=7272、千株)

同社は、2005年3月期の連結売上高を1兆0500億円、営業利益700億円、ROE10%を目標とする新中期経営計画「NEXT50」を推進中。

コア事業である二輪車事業の基盤強化をおこなうほか収益力の拡大、経営効率の改善、財務体質の強化、不採算事業の見直しなどが課題となっている。

そのなかで二輪車事業において成長市場のアジア・中国での競争力強化、ブランド価値の向上、シェアアップがポイントだ。

生産拠点の再編、「CFアルミダイキャスト技術の実用化」、中国の偽物ブランド訴訟での勝訴、新製品の投入、ホンダとの差別化などの対応により、徐々に成果が見えてくるだろう。

足元は北米景気の減速が気になるが、上記利益の達成は可能と思われる。


ヤマハ発動機株価詳報

連結
売上高
百万円
営業利益
百万円
経常利益
百万円
利益
百万円
1株利益
01.3

884,054

31,772

25,078

7,612

33.0
02.3

946,817

37,213

32,672

9,536 41.3
03.3(予想)

990,000

60,000

20,500

88.7
単独
売上高
百万円
営業利益
百万円
経常利益
百万円
利益
百万円
1株利益
1株配当
01.3

588,755

5,792

11,394

4,346

18.8 8.0
02.3

556,298

12,390 15,046

5,128

22.2

8.0
03.3(予想)

580,000

15,000

8,000

34.6

8.0
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野村の証券用語解説集

(平成14年10月7日)

今回は島精機(東証一部、機械=6222、百株)に注目する。

同社は、コンピューター横編み機で世界シェアトップ。

先日、業績を上方修正した。主力の横編み機が中東や東南アジアで好調に推移し、なかでもロシアや東欧諸国向けの拠点であるトルコの需要が旺盛だった。

利益面では、販売単価の回復と生産ラインの合理化が大きく寄与した模様。

また、輸出の円建て比率が65%程度まで高まったことで、為替の影響も警備だった。

今後も主力の横編み機の販売好調にくわえて、完全無縫製編み機の売上拡大が見込まれるうえ、利益率の改善や大型投資の一巡から安定した収益拡大が見込まれよう。


島精機株価詳報

連結
売上高
百万円
営業利益
百万円
経常利益
百万円
利益
百万円
1株利益
01.3

39,784

4,666

5,117

2,552

67.9
02.3

39,096

5,281

6,049

3,060 81.6
03.3(予想)

42,500

8,200

4,600

122.3
単独
売上高
百万円
営業利益
百万円
経常利益
百万円
利益
百万円
1株利益
1株配当
01.3

37,920

3,654

4,476

2,187

58.2 30.0
02.3

36,369

4,339 5,438

2,775

74.0

30.0
03.3(予想)

40,500

7,000

4,000

106.38

30.0
本日二つ目は、オリンパス(東証一部、精密機器=7733、千株)

同社はデジカメ部門の収益改善が著しい。

200万画素のタイプの新製品が好調で、今期の販売台数は当初予想の380万台から足元400万台を大きく上回る見込みだ。

地域別では、とくに北米向けが好調なほか、アジア、欧州、国内も計画を上回って推移しいる模様。

前期の値引き販売がなくなることにくわえて、中国生産によるコスト削減効果により原価率が大幅に改善。ここ2年ほど200億円を超す赤字を出していたデジカメ事業は、今期100億円以上の黒字となる見通しだ。

一方、内視鏡が主力の医療部門も計画を上回って推移しており、上方修正の可能性がある。


オリンパス株価詳報

連結
売上高
百万円
営業利益
百万円
経常利益
百万円
利益
百万円
1株利益
01.3

466,704

35,496

22,689

11,737

44.6
02.3

528,415

42,283

31,435

10,279 38.9
03.3(予想)

562,000

38,000

20,000

75.6
単独
売上高
百万円
営業利益
百万円
経常利益
百万円
利益
百万円
1株利益
1株配当
01.3

312,931

17,303

12,344

7,507

28.4 13.0
02.3

328,268

20,287 17,755

5,062

19.1

13.0
03.3(予想)

360,000

26,000

15,000

56.7

13.0
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野村の証券用語解説集



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