(2002年11月11日)
八丁堀克美が推奨銘柄を掲載しているコーナーです。ここで発表するものは中期保有で値上がりが期待できる銘柄です。
※11月4日は振り替え休日のため続ズバリ株はお休みでした。
(平成14年11月11日)

本日は、ライオン(東証一部、化学=4912、千株)に注目する。


同社は歯ブラシやシャンプー類などがやや苦戦しているものの、洗剤類は概ね堅調。

家庭用製品全般の価格も下げ止まり傾向にあるほか、商品力の強化、ブランドの絞り込み、そして内部体制の強化なども徐々に成果が出ている。

同社は2001年から2005年までの新中期計画「VIP計画」を推進中。その5年間の前半はとくにコスト削減を目指してきたが(3年間で100億円の削減)、2年目の今期末でほぼ達成しそうだ。

そのため、新たに来期から100億円のコスト削減を目標とし(工場の集約化や原材料の調達といった生産部門で55億円、人件費関連で25億円、物流面で20億円)、構造改革から成長路線への転換を模索していく方針だ。


ライオン株価詳報

連結
売上高
百万円
営業利益
百万円
経常利益
百万円
利益
百万円
1株利益
00.12

332,631

8,195

10,946

8,373

26.1
01.12

308,512

6,276

7,597

▼13,856
02.12(予想)

307,000

9,000

5,500

17.5
単独
売上高
百万円
営業利益
百万円
経常利益
百万円
利益
百万円
1株利益
1株配当
00.12

299,144

4,082

7,818

2,524

7.9 8.0
01.12

273,333

2,397 6,124

▼14,374

8.0
02.12(予想)

274,000

6,500

4,500

14.3

8.0
本日二番目は、医薬品卸最大手のクラヤ三星堂(東証一部、商業=7459、百株)

同社は先日、9月の中間期業績を上方修正し、連結売上高を期首予想の6,190億円から6,270億円へ、経常利益を同49億円から73億円に引き上げた。

今期からスタートした医療用医薬品の仕入れ原価の期首における明確化や、医療機関との納入価格の早期妥結によって適正な流通マージンと合理的な納入価格形成が可能となったことにくわえて、業務効率の改善による販売管理費率の抑制が奏功したため。

11月13日に通期の見通しが発表されるが、仕入れ、納入価格の適正化による収益改善は想定以上、業界リーダーとしての優位性はより高まると思われる。


クラヤ三星堂株価詳報

連結
売上高
百万円
営業利益
百万円
経常利益
百万円
利益
百万円
1株利益
01.3

1,073,015

1,949

5,403

1,337

9.8
02.3

1,222,221

5,780

9,130

2,950 21.7
03.3(予想)

1,244,000

10,000

3,100

22.6
単独
売上高
百万円
営業利益
百万円
経常利益
百万円
利益
百万円
1株利益
1株配当
01.3

965,348

1,946

5,026

1,176

8.6 12.0
02.3

1,116,754

5,917 9,060

3,581

26.3

12.0
03.3(予想)

1,180,000

9,300

3,600

26.3

12.0
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