八丁堀克美が推奨銘柄を掲載しているコーナーです。ここで発表するものは中期保有で値上がりが期待できる銘柄です。
※12月23日は祭日のため続ズバリ株はお休みです。
(平成14年12月16日)
☆今回は、伊藤園(東証一部、食品=2593、百株)に注目する。
☆同社は、デザインの一新、積極的な販売促進、No.1ブランドの強みから主力の「おーいお茶」が好調なほか、紅茶・果実飲料が3割強伸び、今中間期の売上高は5.8%増、営業利益は販売手数料の急増を抑制するなど経費コントロールが奏功し1.9%の営業増益を確保した。
☆価格低下、競争激化、天候要因などを加味すれば健闘した決算と思われる。通期での売上高は6.8%増、営業利益は3.6%増を見込む。
☆下期はホット用商品用ケースを拡大、他社に先行してホットペットボトル飲料を拡販するほか、「ダイエットサポートハーブ&ウーロン」などの健康飲料にも注力、営業基盤の強化や自販機の設置台数増加にも取り組む。
☆業績が堅調であり、株価指標面でも割高感はない。
連結単独
− 売上高 百万円 営業利益 百万円 経常利益 百万円 利益 百万円 1株利益 円 01.4 192,709
15,666
15,068
8,017
175.8 02.4 204,730
15,148
14,417
6,753 148.1 03.4(予想) 219,070
− 15,030 7,770
170.4
− 売上高 百万円 営業利益 百万円 経常利益 百万円 利益 百万円 1株利益 円 1株配当 円 01.4 190,242
15,185 14,598
7,852
172.2 40.0 02.4 201,911
15,439 14,733 7,328
160.7
40.0 03.4(予想) 215,700
−15,320
8,300
182.0
40.0 ☆さて、二番目は会津ラーメンチェーン店を展開する幸楽苑(東証二部、商業=7554、百株)に注目する。
☆同社の今中間期の売上高は23.2%増、営業利益は60.7%の大幅増となった。
☆外食業界全体が10月までで59ヶ月連続前年割れとなるなか、当社の既存店売上高は客数増(21.8%増)により上期は8.1%増と絶好調で推移。
☆また、新店は計画(12)には達しなかった(7)が、店舗作業改革、マーチャンダイジング改革によってローコストを実現(販売管理費比率は2.4%改善)したことが収益拡大に寄与。
☆下期には新規出店を加速(10月に8、下期のみで17)、通期の売上高は18.5%増、営業利益は30.9%増を見込むが、足元の好調から充分、達成可能な予想と判断する。
☆中期的には、5年間営業利益年30%成長に挑戦、2006年3月期売上高350億円(今期予想の2.3倍強)、経常利益35億円(同2.7倍)とし、ラーメン業界売上高シェア5%を目指す。
☆また、来年2月には赤坂、渋谷にFC店(ビルイン型)をオープン予定、5年間でFC店80から100店出店し、東京をはじめとした首都圏で本格展開を目指す。
連結単独
− 売上高 百万円 営業利益 百万円 経常利益 百万円 利益 百万円 1株利益 円 01.3 10,183
649
672
262
50.9 02.3 12,646
947
1,029
530 79.0 03.3(予想) 14,980
− 1,300 680
60.4
− 売上高 百万円 営業利益 百万円 経常利益 百万円 利益 百万円 1株利益 円 1株配当 円 01.3 9,538
689 744
337
65.4 15.0記念配当 02.3 12,053
925 1,037 538
80.3
20.0記念配当 03.3(予想) 14,300
− 1,290
680
60.4
10.0
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