(2003年5月26日)
八丁堀克美が推奨銘柄を掲載しているコーナーです。ここで発表するものは中期保有で値上がりが期待できる銘柄です。

(平成15年5月26日)

今回は、トヨタ系の電子制御燃料噴射製品が主力の愛三工業(東証一部、輸送用機器=7283、百株)

2003年3月期は売上高が7.7%増、営業利益が17.4%増、当期利益は代行返上益もあって80%増(EPSは106.8円)となった。

自動車生産台数増加の恩恵を受けて、主力のトヨタ、デンソー、韓国現代自動車向けなどが伸びた。

利益面では増収効果にくわえ、合理化の進展で過去最高益を更新している。

2004年3月期は、国内自動車生産台数の減少を加味する必要はあるものの、現代やビッグ3などの海外メーカー向けが拡大することや、合理化効果が引き続き見込めることから、連続して過去最高益を更新しよう。

2006年3月
期売上高1,400億円、経常利益100億円(2004年3月期予想71億円)、当期利益60億円(EPSは112.7円となる見込み)、ROE10.2%を目標とする中期経営計画発表した。

主力のトヨタ(2003年3月期ベースでトヨタの売上高は約7割)以外、例えばビッグ3向けにも積極拡大を図る方針。割安感が強い。


愛三工業株価詳報

連結
売上高
百万円
営業利益
百万円
経常利益
百万円
利益
百万円
1株利益
02.3

107,698

5,744

5,724

3,083

59.3
03.3

115,964

6,747

6,646

5,554 104.9
04.3(予想)

120,000

7,100

3,700

71.2
単独
売上高
百万円
営業利益
百万円
経常利益
百万円
利益
百万円
1株利益
1株配当
02.3

88,603

5,030

4,984

3,015

58.0 10.0
03.3

96,683

5,572 5,688

5,232

98.7

11.0
04.3(予想)

93,000

5,400

3,100

59.6

12.0
さて、次はマルハ(東証一部、水産・農林=1333、千株)の押し目を狙う。

2003年3月期は、プロ野球ベイスターズ球団売却や不採算事業の撤退で売上高は4.4%減となった。が、すり身市況の上昇による北米子会社の大幅増益や加工食品事業の収益回復が寄与し、営業利益は75.6%の大幅増益の142億円。

また、経常利益は円高による為替差益が24.51億円発生、4月7日の上方修正値をさらに上回る137億円となった。

2004年3月
期の会社予想は、売上高では2%増、営業利益では北米のすり身市況の反落を想定し12.7%増、経常利益は5.2%減となっている。

経常減益なのは、2003年3月期に発生した為替差益を見込んでいないため。

また、財務リストラは、2003年3月期の長短借入金は3,300億円強と2002年3月期に比べて100億円の減少、自己資本比率は6.7%。


マルハ株価詳報

連結
売上高
百万円
営業利益
百万円
経常利益
百万円
利益
百万円
1株利益
02.3

841,017

8,088

7,913

2,615

8.7
03.3(予想)

820,000

13,000

6,000 20.0
04.3(予想)

830,000

14,000

6,300

21.0
単独
売上高
百万円
営業利益
百万円
経常利益
百万円
利益
百万円
1株利益
1株配当
01.3

298,229

3,290

4,327

1,702

5.7 3.0
02.3

293,429

1,141 1,870

2,218

7.4

3.0
03.3(予想)

290,000

2,800

▼4,300

3.0
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