八丁堀克美の株式勉強会
【続ズバリ株】

八丁堀克美が推奨銘柄を掲載しているコーナーです。ここで発表するものは中期保有で値上がりが期待できる銘柄です。

※9月15日は祭日のため続ズバリ株はお休みでした。

最終更新日:2003年9月23日

(平成15年9月22日)


 本日は業績底打ちから本格回復へ向かう良品計画(東証一部、商業=7453、百株)。


 同社の直営既存店売上高の回復基調が鮮明だ。今年1月と3月の売上はマイナスだったが4月〜8月は5ヶ月連続してプラスとなった。


 天候不順の7・8月もプラスを維持したことは本格回復を示す。


 とくに、弱みであった衣服雑貨については、デザイナーのコージヤマモトとの提携して企画商品を投入するなど、商品政策の見直しが大きく寄与。


 また、不採算店の見直し、在庫圧縮、販管費の削減など、一連のリストラ効果も顕在化している。そのため、売上回復が利益増加に結びつく。


 今期会社側の既存店売上高の前提はプラスマイナスゼロであり、上期(3〜8月)が1%台半ばとなったことで上方修正期待がより強まりそうである。


 なお、通期会社計画は売上高1,185億円、経常利益83億円。 

[良品計画株価詳報]


[連結]
- 売上高
百万円
営業利益
百万円
経常利益
百万円
利益
百万円
1株利益
02.02 119,892 5,514 5,677 13 0.5
03.02 115,100 6,750 7,134 2,350 83.8
04.02予想 118,500 7,900 8,300 4,000 142.5

[単独]
- 売上高
百万円
営業利益
百万円
経常利益
百万円
利益
百万円
1株利益
1株配当
03.02 106,805 6,745 7,091 2,309 82.3 44.0
04.02予想 109,300 - 8,000 3,900 138.9 44.0
 二番目の銘柄は、業績底打ちの藤田観光(東証一部、サービス=9722、千株)。

 2003年6月月中間期の売上高は10.5%減の365億円、経常利益は▼10億円の赤字転落となったが、慌てる内容ではない。


 ワシントンホテルなどの客数減少はSARSの影響(売上高で中間期12億円強、営業利益で10億円弱の影響を受けた)のが大きく、その他特殊要因(グアム、仙台からの撤退や昨年あった土地売却など)が大きい業績不振であるため。


 下期は合理化効果が大きく、また、上期のマイナス面での特殊要因がなくなることから、収益は急回復すると思われる。今後の事業改革方針が今後、示されれば株価も反転しよう。 
[藤田観光株価詳報]

[連結]
- 売上高
百万円
営業利益
百万円
経常利益
百万円
利益
百万円
1株利益
01.12 88,786 4,283 3,361 ▼6,331 -
02.12 83,669 4,409 3,265 ▼143 -
03.12予想 77,900 2,600 1,500 1,450 11.9
[単独]
- 売上高
百万円
営業利益
百万円
経常利益
百万円
利益
百万円
1株利益
1株配当
01.12 64,392 4,661 3,791 ▼8,716 - 5.0
02.12 59,181 4,480 3,871 1,030 8.4 5.0
03.12予想 54,300 - 2,200 850 7.0 5.0

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