(平成15年9月22日)
本日は業績底打ちから本格回復へ向かう良品計画(東証一部、商業=7453、百株)。
同社の直営既存店売上高の回復基調が鮮明だ。今年1月と3月の売上はマイナスだったが4月〜8月は5ヶ月連続してプラスとなった。
天候不順の7・8月もプラスを維持したことは本格回復を示す。
とくに、弱みであった衣服雑貨については、デザイナーのコージヤマモトとの提携して企画商品を投入するなど、商品政策の見直しが大きく寄与。
また、不採算店の見直し、在庫圧縮、販管費の削減など、一連のリストラ効果も顕在化している。そのため、売上回復が利益増加に結びつく。
今期会社側の既存店売上高の前提はプラスマイナスゼロであり、上期(3〜8月)が1%台半ばとなったことで上方修正期待がより強まりそうである。
なお、通期会社計画は売上高1,185億円、経常利益83億円。 |
[良品計画株価詳報]
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[連結]
- |
売上高 百万円 |
営業利益 百万円 |
経常利益 百万円 |
利益 百万円 |
1株利益 円 |
02.02 |
119,892 |
5,514 |
5,677 |
13 |
0.5 |
03.02 |
115,100 |
6,750 |
7,134 |
2,350 |
83.8 |
04.02予想 |
118,500 |
7,900 |
8,300 |
4,000 |
142.5 |
[単独]
- |
売上高 百万円 |
営業利益 百万円 |
経常利益 百万円 |
利益 百万円 |
1株利益 円 |
1株配当 円 |
03.02 |
106,805 |
6,745 |
7,091 |
2,309 |
82.3 |
44.0 |
04.02予想 |
109,300 |
- |
8,000 |
3,900 |
138.9 |
44.0 |
|
二番目の銘柄は、業績底打ちの藤田観光(東証一部、サービス=9722、千株)。
2003年6月月中間期の売上高は10.5%減の365億円、経常利益は▼10億円の赤字転落となったが、慌てる内容ではない。
ワシントンホテルなどの客数減少はSARSの影響(売上高で中間期12億円強、営業利益で10億円弱の影響を受けた)のが大きく、その他特殊要因(グアム、仙台からの撤退や昨年あった土地売却など)が大きい業績不振であるため。
下期は合理化効果が大きく、また、上期のマイナス面での特殊要因がなくなることから、収益は急回復すると思われる。今後の事業改革方針が今後、示されれば株価も反転しよう。 |
[藤田観光株価詳報]
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[連結]
- |
売上高
百万円 |
営業利益
百万円 |
経常利益
百万円 |
利益
百万円 |
1株利益
円 |
01.12 |
88,786 |
4,283 |
3,361 |
▼6,331 |
- |
02.12 |
83,669 |
4,409 |
3,265 |
▼143 |
- |
03.12予想 |
77,900 |
2,600 |
1,500 |
1,450 |
11.9 |
[単独]
- |
売上高 百万円 |
営業利益 百万円 |
経常利益 百万円 |
利益 百万円 |
1株利益 円 |
1株配当 円 |
01.12 |
64,392 |
4,661 |
3,791 |
▼8,716 |
- |
5.0 |
02.12 |
59,181 |
4,480 |
3,871 |
1,030 |
8.4 |
5.0 |
03.12予想 |
54,300 |
- |
2,200 |
850 |
7.0 |
5.0 |
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野村の証券用語解説集
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