(平成15年10月6日)
本日は音源LSI絶好調のヤマハ(東証一部、その他製造=7951、千株)に注目する。
携帯電話向け音源LSIを中心とする電子機器・金属事業は同社連結売上高のわずか13%(第1四半期実績)にすぎないが、営業利益の5割を占める(同実績)稼ぎ頭だ。
足元は好調で、和音数の増加によって当初想定されていた価格下落もあまりないようだ。とくに、中国、韓国の携帯市場拡大のプラス効果が大きい。
国内向けはNECエレクトロニクス(6723)の参入で、現在、市場シェア7割という独占状態は続かないと見られるが、海外向けの販売増加で来期も高水準の伸びを見込む。
一方、主力の楽器事業は北米市場の回復で計画通りを確保できると思われ、電子機器・金属事業の上ブレによって、上方修正される可能性が高い。AV・T事業は国内販売の再編で営業を強化する方針だ。 |
[ヤマハ株価詳報]
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[連結]
- |
売上高 百万円 |
営業利益 百万円 |
経常利益 百万円 |
利益 百万円 |
1株利益 円 |
02.03 |
504,406 |
11,043 |
7,680 |
▼10,274 |
- |
03.03 |
524,406 |
32,043 |
33,839 |
17,947 |
86.7 |
04.03予想 |
541,000 |
34,000 |
37,000 |
31,000 |
150.1 |
[単独]
- |
売上高 百万円 |
営業利益 百万円 |
経常利益 百万円 |
利益 百万円 |
1株利益 円 |
1株配当 円 |
03.03 |
334,078 |
21,897 |
22,218 |
7,706 |
37.0 |
10.0 |
04.03予想 |
334,000 |
- |
16,000 |
14,000 |
67.8 |
10.0 |
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さて次は、三井物産(東証一部、商業=8031、千株)の大幅増益を期待する。
第1四半期は新会計基準適用の影響が大きく減収となったが、機械・情報、化学品などの好調で純利益が4%増と堅調なスタート。
通期では、前期の減損処理分がなくなり採算が改善する機械・情報部門やイラン、ロシアで好調な海外プラント部門が伸びるほか、鉄鉱石事業の予想が控えめな点、下期より関係会社の収益管理強化(整理加速で赤字幅を3分の1に縮小する計画)の効果がくわわり、純利益は前期比倍増が想定される。
株高も恩恵。
また、来期以降は世界最大の鉄鉱石開発会社の持ち株会社への出資による広範囲な協業計画およびLNG事業の成長性に注目したい。 |
[三井物産株価詳報]
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[連結]
- |
売上高
百万円 |
営業利益
百万円 |
経常利益
百万円 |
利益
百万円 |
1株利益
円 |
02.03 |
12,654,472 |
76,678 |
60,492 |
55,371 |
35.0 |
03.03 |
13,236,683 |
97,706 |
62,409 |
31,138 |
19.7 |
04.03予想 |
12,200,000 |
40,000 |
90,000 |
65,000 |
41.0 |
[単独]
- |
売上高 百万円 |
営業利益 百万円 |
経常利益 百万円 |
利益 百万円 |
1株利益 円 |
1株配当 円 |
03.03 |
9,419,359 |
29,412 |
80,771 |
9,481 |
6.0 |
8.0 |
04.03予想 |
9,400,000 |
- |
80,000 |
13,000 |
8.2 |
8.0 |
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野村の証券用語解説集
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