八丁堀克美の株式勉強会
【続ズバリ株】

八丁堀克美が推奨銘柄を掲載しているコーナーです。ここで発表するものは中期保有で値上がりが期待できる銘柄です。

最終更新日:2004年4月20日

(平成16年4月19日)


 本日はイズミヤ(東証一部、商業=8266、千株)に注目する。


 2004年2月期は8期ぶりの増収、増益となった。既存店売上高が97.4%とやや苦戦したが、PB投入や原価低減努力が奏功、粗利益率が前年の25.2%から0.4%改善、イズミヤカード等子会社群が当初計画を上回ったこともあり、経常利益は30.5%の増益となった。


 2005年2月期は、大型店1店、SM5店の計6店の新規出店と既存店98.4%の前提で、経常利益は23.25%増の65億円、EPSは34.82円を見込む。


 同社は京阪神地区で高シェアを有する準大手スーパーだが、バブル期の関東出店(現在6店舗ある、関東地区で20億円の赤字を出している)や競争激化などで、営業利益率は1%強と収益水準は低い。ただ、「新生21計画」および現在の「vivid21計画」で明らかに収益は回復傾向。


 SM事業1,000億円構想やスーパーセンターの取組も徐々に成果が出ている。今期予想PER23.2倍(昨日現在)に割安感は乏しいが、PBRは0.66倍と低いため株価の上値余地はあろう。なお、内需株物色から他の消費関連株にもチャンスが大きいと思われる。例えば、昨日好決算を発表し売買単位引き下げるイトーヨーカ堂(8264)、等にも注目。なお、04・2期好決算のイオン(8267)は株価に割安感なく、短期的に株価が上昇しても推奨できない。

[イズミヤ株価詳報]


[連結]
- 売上高
百万円
営業利益
百万円
経常利益
百万円
利益
百万円
1株利益
03.02 343,725 4,935 4,042 2,113 24.8
04.02予想 368,879 6,108 5,275 2,434 28.1
05.02予想 381,000 - 6,500 3,000 34.4

[単独]
- 売上高
百万円
営業利益
百万円
経常利益
百万円
利益
百万円
1株利益
1株配当
03.2 322,169 4,028 3,226 1,633 19.2 10.0
04.2 328,161 4,332 3,651 1,714 20.0 12.0
05.2予想 333,000 - 4,700 2,000 22.9 12.0
 さて次は、新日鉱ホールディングス(東証一部、石油・石炭製品=5016、千株)。


 同社はジャパンエナジーと日鉱金属が設立した共同持ち株会社で、先日業績の上方修正(2月12日発表分)を発表した。


 売上高を当初計画の2兆1,900億円から2兆2,200億円へ、経常利益は465億円から500億円へ上方修正した。


 これは、足元の原油高による在庫評価損の縮小やマージンの増加など、主に石油部門の増収、増益によるものだが、大方のアナリスト当初予想を上回る決算数字だった。


 同社は、同時に3ヵ年の新中期経営計画を発表。20073月期の経常利益予想820億円としている。
[新日鉱ホールディングス株価詳報]

[連結]
- 売上高
百万円
営業利益
百万円
経常利益
百万円
利益
百万円
1株利益
03.3 2,163,088 40,256 36,968 3,652 5.9
04.3予想 2,220,000 475,000 50,000 13,500 15.9
05.3予想 2,200,000 55,000 56,000 24,000 28.3
[単独]
- 売上高
百万円
営業利益
百万円
経常利益
百万円
利益
百万円
1株利益
1株配当
04.3予想 7,000 - 3,300 4,400 5.2 6.0

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