(平成16年5月17日)
今回は積層セラミックコンデンサ好調の村田製作所(大証一部、6981、千株)。
カラーTFT、カメラ付きなどの高機能携帯電話が本格的な普及期入りしているほか、携帯電話の総需要が2005年度も拡大傾向にあると思われる。同社の主力である積層セラミックコンデンサなどが足元、2000年のITバブル期を上回る勢いだ。
また、液晶テレビなどのデジタル家電製品や近距離無線通信の立ち上がりもあって、関連する電子部品が好調に推移している。
韓国や中国、台湾メーカーの値下げ攻勢が強まるうえ、円高は懸念材料となるが、高付加価値商品の投入、新商品比率のアップ、コスト削減努力にくわえて、同社の競争力の高さ、市場シェアを鑑みれば、「部品需要」拡大が続き、好業績が続きそうだ。
2004年3月期は営業利益に100億円強の代行返上益が上乗せされるが、2005年3月期はそれを吸収し、増益を確保しそうだ。 |
[村田製作所株価詳報]
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[連結]
- |
売上高 百万円 |
営業利益 百万円 |
経常利益 百万円 |
利益 百万円 |
1株利益 円 |
03.3 |
394,955 |
59,187 |
59,094 |
39,467 |
163.5 |
04.3 |
414,247 |
74,210 |
78,685 |
48,540 |
208.5 |
05.5予想 |
440,000 |
- |
80,000 |
5,100 |
217.7 |
[単独]
- |
売上高 百万円 |
営業利益 百万円 |
経常利益 百万円 |
利益 百万円 |
1株利益 円 |
1株配当 円 |
03.3 |
313,392 |
10,976 |
25,664 |
20,083 |
82.8 |
50.0 |
04.3 |
343,374 |
21,348 |
42,396 |
36,756 |
157.4 |
50.0 |
05.3予想 |
364,000 |
- |
43,000 |
32,500 |
138.7 |
50.0 |
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次は、電通テック(Jストック、4682、千株)。
電通グループの総合セールスプロモーション会社で、販促プロモーションの製作、イベントプロモーション製作、広告・コンテンツ制作が主な業務内容だ。
約9割が電通グループ向け売上高。
日本経済の回復による国内広告市場の回復に伴い、電通の2004年3月期以降期下期月次売上高は拡大傾向。
また、アテネオリンピック、参議院選挙、名古屋万博などのビッグイベントを控えて、同社の業績も2004年3月上期をボトムに回復傾向を見せそうだ。
ただし、2004年3月通期では、利益率の改善遅れから、若干利益面では会社計画を下回る可能性がある。しかし、2005年3月期は売上高の増加・利益率の改善から、大幅経常増益を見込む。 |
[電通テック株価詳報]
 |
[連結]
- |
売上高
百万円 |
営業利益
百万円 |
経常利益
百万円 |
利益
百万円 |
1株利益
円 |
03.3 |
136,350 |
3,194 |
3,157 |
1,537 |
146.7 |
04.3 |
138,800 |
2,410 |
2,400 |
510 |
49.0 |
05.3予想 |
142,000 |
3,000 |
3,000 |
1,500 |
144.2 |
[単独]
- |
売上高 百万円 |
営業利益 百万円 |
経常利益 百万円 |
利益 百万円 |
1株利益 円 |
1株配当 円 |
03.3 |
144,095 |
3,584 |
3,616 |
1,833 |
176.3 |
10.0 |
04.3 |
132,950 |
3,002 |
2,997 |
1,476 |
141.6 |
10.0 |
05.3予想 |
133,200 |
- |
2,160 |
500 |
48.1 |
10.0 |
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野村の証券用語解説集
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