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【投資戦略】
月1度発表している投資戦略です。ご自身の投資方針の参考としてご活用いただければ、幸いです。
最終更新日:2005年10月11日
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(平成17年10月11日)
平成17年10月の投資戦略 |
10月の株式市場
10月4日には日経平均株価が1万3738円と大台の1万4000円に迫る勢いを見せたが、10月6日には330円安と今年2番目の下げを記録し、高値波乱の動きとなっている。
出来高、売買代金もふくらみ、また日経平均株価1万5000円説、2万円節も珍しくなくなり、市場は超強気ムードといった感がある。とくに、筆者克美がここ2年来注目してきた鉄鋼および銀行セクターは大フィーバーで、住友金属の出来高は連日2億株を超える商いを演じている。
外国人投資家の買い越し8〜9月までは高水準。6月にわずか800億円強だった買い越し額は7月には1兆1000億円強、8月には2兆円弱、9月も1兆5000億円だった。
9月は8月よりは減少したとはいえ、9月としては過去最高水準でだ。
物色の動向
物色は内需中心だ。
1ヶ月に2〜3日程度エレクトロニクスなどの外需関連株が人気化する局面もあるが、長続きしない。それは、割安感、出遅れ感が投資指標からはいずれも乏しく、買える水準にないからだろう。
今後の株式市場の視点
短期的には「買い疲れ」を懸念する局面に入ったといえよう。足元の米国株下落の主要因として見られている「インフレ懸念」から相場は下げるとは思わないが、急ピッチの上昇、主力大型株への一極集中への反動を想定せざるを得ないからだ。なかでも鉄鋼株の落ち着きがなければ、「買い疲れ」を加速しかねないだけに要注意と考えられる。
もちろん、中長期的には日本株は買いである、と筆者は判断している。短期的な調整と中期的な押し目を待って、真の出遅れ株を探していく局面に入ったと考えている。
真の出遅れ株は何か・・・・?村上ファンドが買った銘柄が話題となっているものの、まだまだあるはずだ。「真の出遅れ株」が。 |
※これは、投資判断の参考となる情報の提供を目的としたもので、投資勧誘を目的としたものではありません。銘柄の選択、投資の最終判断は、ご自身の判断でなさるようお願いいたします。
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