(平成17年9月26日)
本日は、住友電工(東証一部、非鉄金属=5802、百株)。
住友電工は、第1四半期に続き、第2四半期も好調のようだ。とくに、利益の半分以上を占める自動車関連事業は、ワイヤーハーネス(自動車用組立電線)の伸びが大きい。世界的に販売が好調な日系自動車メーカー向けに、そして日系自動車メーカー以外(GMの「キャデラック」や「ビュイック」、および韓国自動車メーカー)に納入を開始しているためだ。
住友電工のワイヤーハーネスは世界シェア3位だが、技術力、顧客サポートを背景にして上位のデルファイや矢崎総業などを含め各社からシェアを奪っており、現在のシェア18%を早急に20%を目指す。
また、超硬工具などの産業用素材事業が回復している。そして、3年間赤字が続いていた情報通信事業がリストラ効果や北米市場での通信関連の設備投資回復傾向を受けて、営業利益が黒字転換する見通しである点も大きい。
国内ではNTTや電力系通信会社向けに、伝送装置およびデバイスが好調のほか、北米での回復、インドでも伸びている模様。そのため、会社計画は上方修正の可能性が高まっている。
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[住友電工株価詳報]
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[連結]
- |
売上高
百万円 |
営業利益
百万円 |
経常利益
百万円 |
利益
百万円 |
1株利益
円 |
04.3 |
1,542,402 |
48,203 |
60,688 |
25,635 |
34.29 |
05.3 |
1,740,198 |
81,429 |
92,499 |
36,540 |
48.01 |
06.3予想 |
1,830,000 |
90,000 |
100,000 |
50,000 |
65.93 |
[単独]
- |
売上高
百万円 |
営業利益
百万円 |
経常利益
百万円 |
利益
百万円 |
1株利益
円 |
1株配当
円 |
04.3 |
760,877 |
-9,717 |
10,110 |
9,324 |
12.53 |
8.00 |
05.3 |
833,361 |
406 |
17,733 |
9,680 |
12.72 |
10.00 |
06.3予想 |
770,000 |
- |
20,000 |
16,000 |
21.10 |
10.00 |
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本日二番目は、ノリタケ(東証一部、窯業=5331、千株)に注目する。
ノリタケの第1四半期の売上高は前年比2.2%減の287億円、経常利益は同3.3%増の21.34億円であった。経常利益の中間期に対する進捗率は約61%。ただ、当期利益は減損適用で12%の減益となった。
なお、業績堅調の牽引役は、工業機材事業(自動車・ベアリング・鉄鋼業界向けなど)、環境エンジニアリング事業(PDP、太陽電池用の釜など)およびセラミックマテリアル事業(コンデンサー用のニッケルペーストなど)で、第2四半期も堅調が続いているようだ。
また、ガラス食器の自社生産から撤退、販売はOEMに切り替え、不採算である食器事業の早期黒字化を目指す方針だ。
会社計画の通期売上高1,190億円、経常利益76億円を上回る可能性が高い。
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[ノリタケ株価詳報]
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[連結]
- |
売上高
百万円 |
営業利益
百万円 |
経常利益
百万円 |
利益
百万円 |
1株利益
円 |
04.3 |
112,927 |
4,831 |
5,305 |
3,035 |
19.65 |
05.3 |
118,314 |
6,927 |
7,579 |
4,002 |
26.43 |
06.3予想 |
119,000 |
7,000 |
7,600 |
4,000 |
25.25 |
[単独]
- |
売上高
百万円 |
営業利益
百万円 |
経常利益
百万円 |
利益
百万円 |
1株利益
円 |
1株配当
円 |
04.3 |
74,734 |
-183 |
1,472 |
1,518 |
9.78 |
10.00 |
05.3 |
81,089 |
835 |
2,380 |
901 |
5.96 |
9.00 |
06.3予想 |
80,000 |
- |
2,700 |
1,700 |
10.73 |
9.00 |
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野村の証券用語解説集
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