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【投資戦略】
月1度発表している投資戦略です。ご自身の投資方針の参考としてご活用いただければ、幸いです。
最終更新日:2005年11月9日
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(平成17年11月7日)
平成17年11月の投資戦略 |
最近の株式市場
日経平均株価は1万4000円台、TOPIXは1500ポイントを超えた。
とくに、10月24日にTOPIXが1376ポイント、日経平均株価が1万3106円(いずれも終値ベース)の安値をつけてからの上昇は「凄まじい」の一言に尽きるような値動きであった。東証一部の出来高は連日20億株以上、11月2日や11月4日には30億株以上となり、証券会社の一部(おそらく優良会社であろうが・・・・・)は連日、大入り袋が出る大活況である。
小泉政権が発足したのは2001年4月であったが、その発足時を株価は上回り、日本経済のデフレ脱却、構造改革期待が株価に反映され始めたようである。
内需関連株とハイテク株
物色の中身を見るとさらに「凄まじさ」がわかる。
9月末の鉄鋼株に代わって、10月には銀行、不動産、証券、建設などの内需関連株物色が鮮明になっている。
内需関連といえば「含み資産」関連株も値を飛ばし、個人投資家が相場に積極に参加している。
一方で、ハイテク主力株は不振だ。
中間決算発表を前に選別物色となっている。ハイテク不振とはいいながら、イビデンや新光電工などの好業績株は新高値をとっている。
ハイテク株のプレミアムは相当解消されつつあり、切り捨てるわけには行かないものの、魅力的な銘柄はそれほど多いとはいえないのが現状だ。
とりあえず、中間決算の内容を鑑み、選別物色を考えたい。
今後の株式市場の視点
銀行、不動産株などの強気は継続したい。
一方で、鉄鋼株の「旬」は過ぎたと筆者は考えている。また、銀行は今後の短期金利の動向を見ながら中・長期スタンスで、不動産株は足元のバブル的な動きや取引の活発化から年内での勝負と考えている。
最後に
2000年のITバブル、そのときを筆者は思い出してみている。
あのとき、「行き過ぎた。上がり過ぎた。ITバブルだ。」という声が聞こえなくなったときにピークをつけた。今はまだまだ・・・・・・・、のような気がする。 |
※これは、投資判断の参考となる情報の提供を目的としたもので、投資勧誘を目的としたものではありません。銘柄の選択、投資の最終判断は、ご自身の判断でなさるようお願いいたします。
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