本日二番目は、今期2円復配を計画のタカキュー(東証一部、商業=8166、五百株)に注目する。
タカキューの上期の売上高は前年比5.8%増の92億28百万円。第1四半期の既存店売上高は前年比95.4%と苦戦したが、第2四半期に入って客数が増加、既存店売上高は同106.7%となり、上期トータルでは100.4%(計画は同98%)と前年を上回った。
タカキューはクールビズ効果でボタンダウンのシャツが好調だったほか、ベルトの販売も増加。ただ、スーツはクールビズで逆に今一歩。
タカキューの上期の新店は19店、うちイオン(筆頭株主)SCの出店は11店。閉店は6店で純増は13店(上期店舗数は169店。利益面ではPBブランドの売上構成比が高まり(前年上期69.6%→今上期75.3%)、粗利益率は1.2%上昇した。
一方で、タカキューの販売管理費は売上比0.8%悪化したが、これは主に新店増による費用分。タカキューの通期の売上高は3%増、経常利益は51%増を見込むが、ウォームビズ効果等を鑑みると控えめな業績予想と考える。
タカキューの下期の既存店前提は前年比99%、新店は下期9店(うちイオンは8)、閉店は8店を計画。
タカキューの足元の売上は好調。既存店売上高は9月106.2%、10月半ばまで100%超の模様だ。
なお、タカキューの新業態店「MALE&CO.」、メンズ・レディースカジュアルの複合業態店「SEMANTICDESIGN」の引き合いが増えているほか、イオンの出店攻勢による出店機会の増加で、来期は30店程度の新規出店を目指す。また、レディースだけの「SEMANTICDESIGN」を下期に出店する方針。
なお、タカキューは2回目の減資完了、そして業績回復により今期は2円の復配を計画している。
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