|
|
【投資戦略】
月1度発表している投資戦略です。ご自身の投資方針の参考としてご活用いただければ、幸いです。
最終更新日:2006年1月11日
|
(平成18年1月11日)
平成18年1月の投資戦略
|
平成17年の株式市場
昨年1年間で日経平均株価は40%強上昇し、1万6000円台にまで乗せた。とくに年後半は世界の株式市場で株高が進んだうえ、世界的な投資マネーの流入が目立ち、「上がるから買う」、「買うから上がる」という様相を強めていた。
今年に入ってからの株式市場
今年に入っても、日経平均は1月4日に250円高、5日に63円高、6日に2円高と3連騰を演じたが、3連休明けの10日には300円安と一気に調整ムードが漂うところとなった。とくに上昇が続いていた内需株、不動産株、銀行株そしてソフトバンクが急落した。5兆円を突破した信用買残が急激に重石となったようだ。
株式市場の現況
不動産融資規制強化報道(日銀は否定)、円高(大きなトレンドの変化はなさそうだ)などの外部環境の変化を指摘する向きもあるが、要は「上げ過ぎ」、「過熱感」であろう。日本株は中・長期的に買えばきわめて有望であるとの筆者の考えは変わらないので、今後押し目があれば(当面は25日移動平均線前後を想定しているが、場合によってはそれを大きく下回る水準で買えればさらによいと思う)チャンスと考えている。
銘柄選択の視点
とはいえ、昨年のようなほぼ全面高商状は短期的には望めそうもなく、また収益ベースで判断すれば「日本株」の割安感はほぼなくなったと思われ、銘柄選別はより重要となりそうだ。
そのようななかで、ハイテク主力銘柄は割安感があるとはいいがたいが、割高感は解消されたと思われるほか、業績の方向性が見えてきた点をかんがみると狙って狙ってみたくなったと筆者は考えている。具体的には、富士通(6702)、東芝(6502)、信越化学(4063)、SUMCO(3436)、キャノン(7751)、富士フィルム(4901)、ニコン(7731)などだ。
一方で中小型株の投資スタンスは変わらない。成長期待の銘柄の押し目を丁寧に拾っていきたいと筆者は考えている。具体的には、IDU(8122)、原弘産(8894)、アセットマネジャーズ(2337)、インデックス(4835)、サイバーエージェント(4751)、三光フーズ(2762)、USEN(4842)などだ。
今年の注目テーマはやはり資源・エネルギー、含み資産、M&A(企業買収)、携帯電話関連などと思われる。
|
※これは、投資判断の参考となる情報の提供を目的としたもので、投資勧誘を目的としたものではありません。銘柄の選択、投資の最終判断は、ご自身の判断でなさるようお願いいたします。
|
↑ページトップに戻る↑
↑前月号へ↑
|
|
八丁堀克美の株式勉強会 http://8katsumi.sakura.ne.jp/ katsumi8@mwc.biglobe.ne.jp copyright:Hacchobori Katsumi since 1997
|