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【投資戦略】
月1度発表している投資戦略です。ご自身の投資方針の参考としてご活用いただければ、幸いです。
最終更新日:2006年2月9日
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(平成18年2月9日)
平成18年2月の投資戦略
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最近の株式市場
ライブドア・ショックに続き、2月8日には日経平均株価は400円以上下落した。海外での商品市況の急落、外国人投資家の売り越し継続にくわえ、再びシステムトラブルなどが重なった結果とも言われる。
ただ、ライブドア・ショックは一時的で、また影響を受けたのは主に新興市場であって、東証一部の主力銘柄はすぐに反発し、日経平均株価はあっという間に昨年来高値をつける強さを見せた。
また、第3四半期の決算発表において、上方修正銘柄が相次ぎ、これらの銘柄を買い上げる動きとなた。
一方で、期待された数字に届かなかった銘柄は、たとえ控えめな予想による収益見通しの据え置きであっても、大きく売られる、すなわち高値波乱の動きであった。そのようななかでの2月8日の急落であった。
株式市場の現況
中・長期的な日本株の強気スタンスに変化はないが、新興市場並みの過熱感が東証一部銘柄でも散見されたほか、昨年1年間の序章と今年の上昇をあわせた現在の株価が割安といえるまでには、まだEPSの拡大がついてきていないように筆者には思えてしまう。
割高とはいえないが、割安でもないのであろう。だから、よほどのポジティブ・サプライズがない限りは、物色意欲がわきにくいのであろう。
今後の株式市場
ただ、世界的な過剰流動性が終焉しない限りは、日本株が割安でなくとも、割高になるまでは買われる可能性があろう。足元は為替が乱高下し始めているが、このまま円安傾向になって、くわえて商品市況が強含みとなっていけば、国内景気の拡大を背景として上値を試す展開が充分ありうると、筆者は考えている。
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※これは、投資判断の参考となる情報の提供を目的としたもので、投資勧誘を目的としたものではありません。銘柄の選択、投資の最終判断は、ご自身の判断でなさるようお願いいたします。
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