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【投資戦略】
月1度発表している投資戦略です。ご自身の投資方針の参考としてご活用いただければ、幸いです。
最終更新日:2006年3月3日
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(平成18年3月2日)
平成18年3月の投資戦略
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最近の株式市場
3月には入って日経平均株価は再び1万6000円の大台を割り込んでいる。出来高も徐々に減少傾向となっており、日経平均株価の水準よりも「相場は弱い」と考えている、または感じている投資家が圧倒的に多いだろう。
新興市場も一時大きなリバウンドを演じたが、その後はジリ安歩調となっており、急落の痛手からいまだ解放されていないのが現実だ。
株式市場の現況
株価下落の要因をいまさら述べてもしようがないと筆者は思う。昨年後半にあれだけ上昇し続けたのだから、よほどのことがない限り上げ続けるのが難しかっただけというのが率直な感想だ。
しかしながら、日本株にたいして弱気になったかというと、そうではない。むしろ下降局面、とくに個別株の調整局面では何回かに分けて拾うチャンスが訪れたというのが、筆者のイメージである。
今後の株式市場
ライブドア・ショック前の中・小型株、そして2月初旬の主力株の水準では、とても中・長期の好パフォーマンスを得るのは難しいバリュエーションであった。しかし、銀行、商社、不動産セクターの今後注目される銘柄も足元の調整で買えるところに近づいてきた。正直に言うとあと10%程度下がったなら喜んで買いたいというというイメージである。
なせなら、日銀の量的金融緩和解除イコール長期金利急上昇というシナリオは、たとえあっても一時的であろうし、世界の株価下落につながるものとは考えにくいからである。
ただ、この3月すなわち約1ヶ月が、不透明要因が出てくる、または出やすい時期ではないかと、筆者は直感する。急落・急騰する場面もありうると思う。
急落したら何回かに分けて仕込み、急騰したら売却するという投資行動を繰り返しながら、ポートフォリオを作っていくのが理想的なのかもしれない。 |
※これは、投資判断の参考となる情報の提供を目的としたもので、投資勧誘を目的としたものではありません。銘柄の選択、投資の最終判断は、ご自身の判断でなさるようお願いいたします。
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