(平成15年8月4日)
今回は業績急回復の千趣会(東証一部、商業=8165、千株)に注目。
消費の低迷が続くなか、通信販売市場全体は堅調な伸びを見せるているが、ベルーナ、ニッセンという勝ち組みとともに業績が急回復している同社に注目したい。
人件費や販売促進費、配送費の削減にくわえ、カタログ部数の減少といった一連のリストラ効果と仕入先の集約化、海外調達比率のアップ等の諸施策が今中間期の主な連結経常利益増加(前年比62倍の37億円)要因となった。
また、最重要課題である売上高の増加についても消費者ニーズをカタログ作りに活かすことなどによって、回復傾向(4月:+1.3%、5月:▼2%、6月:+0.6%)にある。
インターネット通販や直営店の設置(お台場など)によって、主力のカタログ通販、頒布会事業とのシナジー効果も徐々に成果が出ている模様だ。 |
[千趣会株価詳報]
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[連結]
- |
売上高 百万円 |
営業利益 百万円 |
経常利益 百万円 |
利益 百万円 |
1株利益 円 |
01.12 |
152,075 |
▼3,048 |
▼1,307 |
▼5,288 |
- |
02.12 |
147,100 |
3,325 |
2,039 |
1,366 |
29.9 |
03.12予想 |
151,100 |
- |
4,100 |
1,900 |
39.9 |
[単独]
- |
売上高 百万円 |
営業利益 百万円 |
経常利益 百万円 |
利益 百万円 |
1株利益 円 |
1株配当 円 |
01.12 |
146,771 |
▼2,863 |
▼1,129 |
▼4,325 |
- |
8.0 |
02.12 |
144,826 |
2,777 |
1,944 |
452 |
9.9 |
8.0 |
03.12予想 |
149,100 |
- |
4,100 |
2,100 |
44.1 |
12.0 |
|
さて二番目は、ビッグスリー向けが拡大している富士テクニカ(ジャスダック、機械=6476、千株)。
同社は自動車プレス金型メーカーのビッグスリー(同社、オギハラ、宮津製作所)の一角。
1979年に専業金型メーカーとしては初のCAD/CAMの導入を行い、設計の初期段階から、金型設計・製作、治具設計・製作にいたるまでボディ作りのノウハウを自動車メーカーへ提供出来る、すなわち一括受注体制が可能な高技術開発型企業への変貌を果たした。
そのなかで、日本の自動車業界にシェアを奪われる米国ビッグ3(GM、フォードなど)は競争力のある新車開発を目指すべく高技術の金型メーカーへの依存度が高まっており、同社の受注は前期より急拡大、潜在需要は膨大なものが予想される。
そのため、売上高は今期280億円強、来期は320億円強となる見込みだが、利益幅は採算の改善効果で売上以上に増加しそうだ。 |
[富士テクニカ株価詳報]
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[連結]
- |
売上高
百万円 |
営業利益
百万円 |
経常利益
百万円 |
利益
百万円 |
1株利益
円 |
02.03 |
15,332 |
76 |
7 |
▼225 |
- |
03.03 |
21,627 |
1,954 |
1,496 |
268 |
36.3 |
04.03予想 |
28,320 |
- |
2,350 |
1,280 |
173.0 |
[単独]
- |
売上高 百万円 |
営業利益 百万円 |
経常利益 百万円 |
利益 百万円 |
1株利益 円 |
1株配当 円 |
02.03 |
12,879 |
207 |
502 |
138 |
18.8 |
8.0 |
03.03 |
18,807 |
1,804 |
1,512 |
566 |
74.5 |
8.0 |
04.03予想 |
22,270 |
- |
1,770 |
980 |
132.4 |
10.0 |
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野村の証券用語解説集
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