(平成16年3月29日)
本日は東京三菱フィナンシャル・グループ(東証一部、金融・保険=8306、1株)に注目する。
同社は2月に、「MTFGカンファレンス グローバルトップ10への加速」を打ち出した。
今後3年間で世界の金融機関の中で時価総額トップ10入りを目指す(時価総額が低いとM&Aされるリスクが高く、株主価値向上を目指す)ほか、収益率を世界最高水準にし、ROE15%程度を目標としている。
また、消費者金融第2位のアコムへの出資比率を15%に引き上げ、傘下に収めることを発表、個人・中小企業向け融資事業を共同展開する計画だ。
メガバンクは現在、個人金融部門の本格的な強化を進めつつある。そのなかで、利益率の高い消費者ローンへ踏み込んだことで、総合金融業への本格的な転換の第一歩となりそうだ。 |
[東京三菱フィナンシャルグループ株価詳報]
 |
[連結]
- |
経常収益 百万円 |
業務純益 百万円 |
経常利益 百万円 |
利益 百万円 |
1株利益 円 |
02.3 |
3,262,347 |
- |
▼289,345 |
▼152,316 |
- |
03.3 |
2,772,528 |
- |
▼360,262 |
▼161,495 |
- |
04.3予想 |
2,700,000 |
- |
530,000 |
425,000 |
65,672.2 |
[単独]
- |
経常収益 百万円 |
業務純益 百万円 |
経常利益 百万円 |
利益 百万円 |
1株利益 円 |
1株配当 円 |
02.3 |
72,544 |
68,378 |
68,114 |
67,871 |
10,368.0 |
6,000.0 |
03.3 |
27,232 |
23,991 |
22,415 |
23,389 |
2,610.4 |
4,000.0 |
04.3予想 |
69,000 |
- |
64,000 |
64,000 |
9,915.5 |
6,000.0 |
|
さて次は、有線ブロードネットワークス(ヘラクレス、4842、十株)。
2月に20048月期売上高を従来予想の920億円から1,250億円に、経常利益を同40億円から45億円に上方修正した。
持分法適用会社であったユーズBMB(9841)が連結子会社になるための寄与分がほとんどだが、BB(ブロードバンド事業は、マンションなどの集合住宅に絞って加入者獲得を行っているが、足元は損益分岐点(契約数20万件から25万件)に達しつつあり、2004年8月期での黒字転換を目指す。
一方で、主力の有線放送事業は従来の業務店市場から個人市場へ注力する。
それは同軸ケーブル配信から通信放送へ放送形態が変化して、個人の住宅まで配信がし易くなったためだ。
夏には自動車にも有線放送を流す計画。2005年8月期はBB事業の収益回復で大幅増益期待。 |
[有線ブロードネットワークス株価詳報]
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[連結]
- |
売上高
百万円 |
営業利益
百万円 |
経常利益
百万円 |
利益
百万円 |
1株利益
円 |
02.8 |
90,958 |
▼8,039 |
▼7,622 |
▼24,306 |
- |
03.8 |
93,892 |
776 |
154 |
1,297 |
1,087.0 |
04.8予想 |
125,000 |
5,000 |
4,500 |
1,500 |
241.3 |
[単独]
- |
売上高 百万円 |
営業利益 百万円 |
経常利益 百万円 |
利益 百万円 |
1株利益 円 |
1株配当 円 |
03.8 |
96,105 |
8,634 |
7,666 |
3,796 |
3,173.6 |
- |
04.8予想 |
96,000 |
- |
7,000 |
3,000 |
482.6 |
- |
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