八丁堀克美の株式勉強会
【続ズバリ株】

八丁堀克美が推奨銘柄を掲載しているコーナーです。ここで発表するものは中期保有で値上がりが期待できる銘柄です。

最終更新日:2004年4月6日

(平成16年4月5日)


 さて本日は、攻めの経営へ転じた東レ(東証一部、繊維=3402、千株)。


 同社は、電子情報材料、液晶カラーフィルター事業の好調、製造原価の引き下げ、固定費の削減などの効果があって、2004年3月期の経常利益は大幅増益になる見通しだ。


 現在は「ニュー東レ21(NT21)」経営計画を推進中だが、赤字事業や赤字子会社の削減を進め、最終期の2005年3月期の数値目標(営業利益500億円)を2004年3月期中に達成しそうな勢い。


 そのため、新中期経営計画を新たに策定中(2008年3月期営業利益1,000億円を目指す)で、攻めの経営へ転じる見通しだ。


 また、4月から韓国サムスン向けに液晶部材を供給する。


 携帯電話向け中小型カラーフィルター、カラーフィルター用レジスト塗布装置などで、初年度は120億円程度の供給予定だが、5年以上の長期契約中に順次、拡大する方針。

[東レ株価詳報]


[連結]
- 売上高
百万円
営業利益
百万円
経常利益
百万円
利益
百万円
1株利益
03.3 1,032,991 33,043 23,746 5,790 4.1
04.3 1,080,000 56,000 51,000 20,000 14.3
05.3予想 1,100,000 70,000 67,000 30,000 21.4

[単独]
- 売上高
百万円
営業利益
百万円
経常利益
百万円
利益
百万円
1株利益
1株配当
03.3 442,586 9,674 10,396 3,121 2.2 5.0
04.3予想 450,000 - 30,000 16,000 11.4 5.5
 さて二番目は、NTT関連工事が拡大中の協和エクシオ(東証一部、建設=1951、千株)。


 同社は3月に2004年3月期収益見通しを上方修正した。


 売上高は当初計画の1,890億円を1,990億円へ、同経常利益を70億円から86億円に修正した。NTT関連の光ファイバー工事やNTTドコモのFOMAの急速なエリア拡大による関連工事が予想を上回ったためだ。


 2005年3月期は、2004年3月期におこなった早期退職募集で人件費が年間ベースで約13億円削減できるほか、NTTのブロードバンド加入者増加に伴う関連工事が伸びそうで増益を確保しよう。


 NTTは2004年度に光回線設備に2,800億円を投資し加入者増加を目指している。同社はそれに対応し、光の技術要員を今後3年間で大幅な増員を計画している。
[協和エクシオ株価詳報]

[連結]
- 売上高
百万円
営業利益
百万円
経常利益
百万円
利益
百万円
1株利益
03.3 186,334 4,541 4,741 1,661 14.0
04.3予想 189,000 6,600 7,000 3,300 28.0
05.3予想 200,000 7,000 7,400 3,500 29.7
[単独]
- 売上高
百万円
営業利益
百万円
経常利益
百万円
利益
百万円
1株利益
1株配当
02.3 190,687 7,207 7,265 2,330 19.9 11.0
03.3 176,206 3,803 3,410 820 6.9 11.0
04.3予想 189,000 - 6,100 2,200 18.7 12.0記念配当

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