(平成16年4月26日)
日本自動車販売協会が発表した2003年度の国内新車販売(速報)は0.3%減の402万台強。軽自動車を含む販売台数は0.4%増の589万台強となった。
トヨタ、日産は周知の通り好調だが、本日は業績回復が顕著になったいすゞ自動車(東証一部、輸送用機器=7202、千株)に注目したい。
いすゞ自動車は最近、再生関連株として人気を集めているが、上値余地はあると筆者は判断している。
2004年3月期は、人員削減、北米事業の縮小といった抜本的なリストラの効果にくわえて、排ガス規制の強化による特需で、過去最高益更新見込みだ。
2005年3月期は、国内トラック需要が2004年特需の反動で前年比3割弱の9万台割れが予想されているが、近畿圏での規制強化の動き、国内の景気回復による買い替えの進展も期待される。
2006年3月期には「新長期排ガス規制」の特需もある。リストラの終了から成長路線への転換点にある。 |
[いすゞ株価詳報]
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[連結]
- |
売上高 百万円 |
営業利益 百万円 |
経常利益 百万円 |
利益 百万円 |
1株利益 円 |
02.03 |
1,597,701 |
15,134 |
▼1,984 |
▼42,991 |
- |
03.03 |
1,349,449 |
15,462 |
▼4,200 |
▼144,301 |
- |
04.03予想 |
1,400,000 |
70,000 |
67,000 |
40,000 |
53.4 |
[単独]
- |
売上高 百万円 |
営業利益 百万円 |
経常利益 百万円 |
利益 百万円 |
1株利益 円 |
1株配当 円 |
03.03 |
760,608 |
13,128 |
4,880 |
▼189,447 |
- |
0.0 |
04.03予想 |
850,000 |
- |
50,000 |
32,000 |
42.8 |
0.0 |
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さて次も、同じく業績回復の顕著なマツダ(東証一部、輸送用機器=7261、千株)。
マツダはようやく、マツダらしい売れる車が出てきた。
昨年夏に投入し、カーオブザイヤー・テクノロジーオブザイヤーを受賞したスポーツカー「RX―8」をはじめとして、今年1月から投入された新型Cカー「Mazda3」(日本名はアクセラ)が予想を上回る好調で、今後の牽引役を果たしそうだ。
また、今期はワゴン「デミオ」の派生車である新型Bカーの投入が予定されるほか、新型「プレマシー」のフルモデルチェンジも計画。さらに、プラットフォームを用いた新型SUV発売も2005年には見込まれ、国内、北米での販売増加が期待される。
2004年3月期はユーロ高、欧州の販売増などから予想を上回る増益、2005年3月期も円高をカバーし増益が予想される。 |
[マツダ株価詳報]
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[連結]
- |
売上高
百万円 |
営業利益
百万円 |
経常利益
百万円 |
利益
百万円 |
1株利益
円 |
03.03 |
2,364,512 |
50,656 |
40,710 |
24,134 |
19.8 |
04.03 |
2,500,000 |
65,000 |
57,000 |
30,000 |
24.5 |
05.03予想 |
2,600,000 |
70,000 |
65,000 |
35,000 |
28.6 |
[単独]
- |
売上高 百万円 |
営業利益 百万円 |
経常利益 百万円 |
利益 百万円 |
1株利益 円 |
1株配当 円 |
02.03 |
1,364,682 |
26,063 |
28,348 |
13,260 |
10.8 |
2.0 |
03.03 |
1,537,610 |
29,074 |
24,579 |
▼50,202 |
- |
2.0 |
04.03予想 |
1,660,000 |
- |
14,000 |
4,000 |
3.3 |
2.0 |
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野村の証券用語解説集
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