八丁堀克美の株式勉強会
【続ズバリ株】

八丁堀克美が推奨銘柄を掲載しているコーナーです。ここで発表するものは中期保有で値上がりが期待できる銘柄です。

最終更新日:2004年5月25日

(平成16年5月24日)


 本日は、視聴率3冠を獲得したフジテレビジョン(東証一部、情報・通信=4676、1株)


 2003年度の視聴率は全日、ゴールデンタイム(19時〜22時)、ノンプライムのトップを日本テレビが維持したが、同社はプライムタイム(19時から23時)のトップを獲得した。


 しかし、3月では同社が全日、プライム、ノンプライムの3冠となった。「白い巨塔」や「トリビアの泉」効果が好影響を与えている模様。


 そのため、広告収入が当初計画を上回る見通しのほか、非テレビ事業(通販事業、「踊る大捜査線」がヒットしたその他事業)の好調で、2004年3月期の収益は会社計画を上回る期待が持てる。


 2005年3月期は、デジタル化投資負担増はあるが、視聴率好調による広告収入増加で経常増益は可能と思われる。

[フジテレビジョン株価詳報]


[連結]
- 売上高
百万円
営業利益
百万円
経常利益
百万円
利益
百万円
1株利益
03.3 429,004 37,268 37,744 14,816 13,617.5
04.3 455,945 44,065 45,564 24,714 22,765.2
05.5予想 447,500 - 40,500 21,500 8,436.0

[単独]
- 売上高
百万円
営業利益
百万円
経常利益
百万円
利益
百万円
1株利益
1株配当
03.3 333,729 33,674 35,938 13,095 12,103.2 1,750
04.3 358,056 37,894 39,820 21,131 19,536.0 2,000
記念配当
05.3予想 347,500 - 36,500 20,500 8,043.6 1,200
 さて本日二番目は、東芝(東証一部、電気機器=6502、千株)


 同社の2004年3月期の営業利益は1,746億円と前年比5割強の大幅な増益だった(ただ、代行返上益の489億円が含まれている)。


 収益の足を引っ張っていたパソコンや周辺機器が第4四半期に黒字化し、通期赤字が220億円に縮小したほか、半導体は1,184億円の営業利益を確保した。


 2005年3月期の営業利益は8.8%増の1,900億円を会社では計画。半導体は売上高を9,800億円(9%増)と予想しながら、年度後半の市況の悪化を加味し、営業利益は1,100億円と増収、減益を見込んでいる。


 しかし、デジタル家電向けなど足元の好調を考えると控えめであろう。


 また、同社の半導体は2002年に大分工場へ最先端投資を決め、生産規模、競争力ともに優位性を発揮できる位置にある。
[東芝株価詳報]


[連結]
- 売上高
百万円
営業利益
百万円
経常利益
百万円
利益
百万円
1株利益
03.3 5,655,778 115,542 53,123 18,503 5.8
04.3 5,579,506 174,586 145,041 28,825 9.0
05.3予想 5,800,000 190,000 110,000 30,000 9.3
[単独]
- 売上高
百万円
営業利益
百万円
経常利益
百万円
利益
百万円
1株利益
1株配当
03.3 3,408,251 35,188 43,378 83,364 25.9 3.0
04.3 3,013,164 40,304 53,190 19,683 6.1 3.0
05.3予想 2,870,000 - 55,000 20,000 6.2 3.0

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