八丁堀克美の株式勉強会
【続ズバリ株】

八丁堀克美が推奨銘柄を掲載しているコーナーです。ここで発表するものは中期保有で値上がりが期待できる銘柄です。

最終更新日:2004年6月1日

(平成16年5月31日)


 本日は、過去最高益を更新した高速(東証一部、商業=7504、千株)


 同社は、食品軽包装資材の卸売会社。一昨年に旭包装(包装資材等の販売)、昨年に清和(お茶の包装資材の製造販売)を買収し、M&A戦略で事業規模を拡大。


 売上高は1998年3月期に218億円程度だったが、2002年3月期285億円、2004年3月期には333億33百万円億円(前年比13.7%増)と過去最高の売上高を記録した。


 利益面では、価格低下の影響は若干あったほか、買収先の支援などで販管費がかさみ、単体ベースでは微経常減益となった。しかし、連結ベースでは子会社6社の全社が黒字化し、買収関連コストやセブンイレブン向けの納入取りやめなどの特殊要因があるものの、28%の営業増益、38%の経常増益と過去最高益を更新した。


 2005年3月期は売上高が5.9%増の353億円、経常利益が9.1%増の18.4億円を見込む。


 本体を7つのカンパニー制として営業体制を強化。地盤の東北地区で営業基盤の強化がほぼ固まったほか、市場規模が大きい関東では専務を配置し、中堅スーパーなどの新規取引先の拡大に努める方針だ。


 足元の状況も絶好調、会社予想も控えめなもので、上方修正の期待が持てる。

[高速株価詳報]


[連結]
- 売上高
百万円
営業利益
百万円
経常利益
百万円
利益
百万円
1株利益
03.3 29,316 1,122 1,223 508 51.4
04.3 33,333 1,436 1,687 909 90.0
05.5予想 35,800 1,600 1,840 1,040 99.2

[単独]
- 売上高
百万円
営業利益
百万円
経常利益
百万円
利益
百万円
1株利益
1株配当
03.3 27,751 1,073 1,228 526 53.3 20.0記念配当
04.3 27,533 1,015 1,222 678 67.1 20.0
05.3予想 29,000 - 1,330 740 70.6 23.0
 さて次は、石油資源開発(東証一部、鉱業=1662、百株)


 2005年3月の石油公団廃止を睨んで、同社は昨年12月に東証1部に上場した。


 新潟県、秋田県、北海道などに自社開発の油ガス田を保有し、そこから原油・天然ガスを採掘・販売するのが主な事業だ。


 また、主要出資会社に、国際石油開発、サハリン石油ガス開発、日本サハリンパイプラインなどがある。


 会社側は2004年3月期の連結経常利益予想を従来の134億円から142億円へ上方修正した。金融収支の改善が主な要因。


 売上高も堅調だ。原油の販売数量が約4%増加したほか、天然ガスは販売単価の下落傾向が続くものの販売数量が約12%増加した模様。2005年3月期も天然ガスの需要が安定的に伸びると見られるが、増益の確保が可能と思われる。
[石油資源開発株価詳報]


[連結]
- 売上高
百万円
営業利益
百万円
経常利益
百万円
利益
百万円
1株利益
03.3 90,683 15,828 12,769 8,828 153.1
04.3 96,713 12,449 14,468 9,960 172.8
05.3予想 84,160 9,120 11,310 9,560 167.3
[単独]
- 売上高
百万円
営業利益
百万円
経常利益
百万円
利益
百万円
1株利益
1株配当
03.3 77,490 13,959 11,578 8,385 145.4 25.0
04.3 82,343 10,506 12,481 9,602 166.6 35.0
05.3予想 72,810 - 9,820 8,290 145.0 30.0

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