八丁堀克美の株式勉強会
【続ズバリ株】

八丁堀克美が推奨銘柄を掲載しているコーナーです。ここで発表するものは中期保有で値上がりが期待できる銘柄です。

最終更新日:2004年6月8日

(平成16年6月7日)


 今回は、冷陰極蛍光放電管の伸びが続くサンケン電気(東証一部、電気機器=6707、千株)に注目する。


 同社の2004年3月期売上高はほぼ横ばい、営業・経常利益は過去最高益となったものの、会社計画には若干、届かなかった。


 しかし、2005年3月期には売上高が11%増、経常利益は45%増を見込む。業績拡大の牽引役が液晶ディスプレー向けの冷陰極蛍光放電管(CCFL)だ。


 CCFLの生産能力は昨年末で月産550万本だったが、需要の急増に間に合わなくなり、今下期には月産1,000万本、来期には月産1,500万本に拡大する方針だ。


 ノート型パソコンやモニターと比べて、CCFLの使用本数が格段に多い液晶液晶テレビの販売急増に対応するもの。


 その他では、ODO用の電源の拡大、中国でのテレビ用半導体の生産好調、自動車用半導体の好調もあって、会社計画を上回る期待が持てそうだ。

[サンケン電気株価詳報]


[連結]
- 売上高
百万円
営業利益
百万円
経常利益
百万円
利益
百万円
1株利益
03.3 146,070 10,491 7,188 4,002 32.0
04.3 147,176 11,687 8,627 5,784 47.1
05.5予想 162,700 15,000 12,500 7,000 55.8

[単独]
- 売上高
百万円
営業利益
百万円
経常利益
百万円
利益
百万円
1株利益
1株配当
03.3 112,643 7,199 5,065 2,415 19.1 10.0
04.3 113,073 6,517 5,216 3,265 26.4 10.0
05.3予想 125,300 - 8,400 5,100 40.6 10.0
 今回二番目は、ネットワークコンテンツが高成長のハドソン(大証ヘラクレス、4822、百株)


 同社は、2005年3月期の売上高を19.4%増の15億円、経常利益は6%増の14.7億円を計画しているが、控えめに思える。


 携帯電話向けゲーム・着メロ配信のネットワークコンテンツ事業は、国内ではキャリア3社にゲームコンテンツ約220タイトル、待ち受け、着メロ・着ウタ等を配信、海外では欧州・アジア、米国など23カ国でゲームコンテンツを配信している。


 6月には米国で有力音楽雑誌との提携で、着メロ配信を開始し、2005年末には100万人を目指す。しかし、これは会社計画に含まれていない。


 一方、コンシュマー・コンテンツ事業では、新作10タイトル投入などで55億円の計画しているほか、受託開発事業では任天堂、コナミなどのシリーズものを受注し、年末発売予定の新型ゲーム機器向け開発を進めている。
[ハドソン株価詳報]


[連結]
- 売上高
百万円
営業利益
百万円
経常利益
百万円
利益
百万円
1株利益
03.3 12,395 1,242 1,208 1,023 63.1
04.3 13,227 1,379 1,385 828 51.1
05.3予想 15,800 1,470 1,440 600 37.0
[単独]
- 売上高
百万円
営業利益
百万円
経常利益
百万円
利益
百万円
1株利益
1株配当
03.3 12,310 1,236 1,223 1,060 65.4 26.5
04.3 13,116 1,378 1,405 1,130 69.7 28.0
05.3予想 15,600 - 1,630 800 49.3 20.0

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