(平成16年7月12日)
本日は、2大事業が加速が期待できる神鋼電機(東証一部、電気機器=6507、千株)に注目する。
神鋼電気は神戸製鋼所系の重電メーカーだが、神鋼電気の2つの事業の成長が加速しそうだ。
まずその一つは、神鋼電気のプリンタ事業だ。前期の売上高が62%増の84億円に続き、今期は当初100億円を見込んでいたが、コダック向けが当初計画から急増しているのにくわえ、もう1社からの受注も増加し、130億円にまで拡大する可能性が出てきた。
また、その他の顧客からの商談も活発化し、新規大型受注も期待されるところだ。
そして神鋼電気の二番目の事業が、液晶搬送機器だ。ガラス基板を水平のまま空気で浮かせて運ぶ「空気浮上式水平型搬送ロボット」では、基板にたわみがなく、スペースの有効活用が可能となる。
現在、神鋼電気は複数の液晶メーカーと商談中だが、このうち大手ユーザーの1社でもまとまれば、70億円規模の受注となりそうだ。
このような点を鑑みれば、神鋼電気の今期の業績は上方修正の可能性は高い。 |
[神鋼電機株価詳報]
 |
[連結]
- |
売上高 百万円 |
営業利益 百万円 |
経常利益 百万円 |
利益 百万円 |
1株利益 円 |
03.3 |
74,305 |
2,585 |
1,450 |
2,487 |
17.0 |
04.3 |
69,811 |
3,251 |
2,061 |
1,152 |
7.9 |
05.3予想 |
75,000 |
4,300 |
2,900 |
1,400 |
9.6 |
[単独]
- |
売上高 百万円 |
営業利益 百万円 |
経常利益 百万円 |
利益 百万円 |
1株利益 円 |
1株配当 円 |
03.3 |
66,071 |
1,975 |
701 |
2,211 |
15.1 |
1.0 |
04.3 |
60,745 |
2,757 |
1,662 |
787 |
5.4 |
2.5 |
05.3予想 |
67,300 |
- |
2,400 |
1,000 |
6.8 |
3.0 |
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さて、本日二番目は、イオンファンタジー(東証二部、サービス業=4343、百株)。
イオンファンタジーは、大型ショッピングセンター内室内での遊園地の運営が主な事業でフランチャイズも展開している。
イオンファンタジーは直営店舗は181店、フランチャイズは16店(5/20現在)。第1四半期(3〜5月)は、新規出店が8店、退店が1店。大型のファミリー向けメダル機「ダイノキング」などの新規機械の導入効果や「ムシキング」の好調で、前年比51.5%%の大幅な経常増益となった。
ゴールデンウィークの好天は屋内型レジャーのイオンファンタジーにとっては不利だったものの、概ね計画線通りだった。
イオンファンタジーの通期の収益見通しは上記の通りだが、既存店増収率の前提は100.7%(上期100.3%、下期101.3%)。
イオンファンタジーは引き続き人気の大型ゲーム機を積極導入するほか、客単価の下げ止まりも見られ、計画は充分達成されそうだ。 |
[イオンファンタジー株価詳報]
 |
[単独]
- |
売上高 百万円 |
営業利益 百万円 |
経常利益 百万円 |
利益 百万円 |
1株利益 円 |
1株配当 円 |
03.2 |
20,279 |
1,975 |
1,968 |
1,083 |
125.1 |
15.0 |
04.2 |
23,418 |
2,351 |
2,355 |
1,271 |
119.9 |
20.0記念配当 |
05.2予想 |
27,200 |
2,660 |
2,660 |
1,380 |
120.3 |
20.0 |
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野村の証券用語解説集
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