八丁堀克美の株式勉強会
【続ズバリ株】

7月19日は祭日のためズバリ株はお休みでした。

最終更新日:2004年7月27日

(平成16年7月26日)


 今回は、テンポスバスターズ(ジャスダック、商業=2751、1株)に注目する。


 テンポスバスターズは、飲食店向け中古厨房機器の買取り、リサイクル・販売を主とし、全国主要都市に27店舗を展開している。また、フードビジネスプロデューサーとして、物販から様々な情報とサービスの提供までを行っている。


 飲食店の新規開業・廃業は年間16万件以上が行われており、零細業者の多い飲食店の中古厨房にたいするニーズは高い。


 これらのニーズに対応するには従来、地元のリサイクルショップだったが、テンボスバスターズは豊富な情報源をもとに、年々事業規模を拡大し、低価格、メンテナンスの充実、アフターサービスの良さ、在庫量の多さなどの特徴をいかし、売上高は前期60億円台に乗ってきた。


 また、テンボスバスターズの創業者で現社長の森下氏はサラリーマン社長と異なり、商売人であり営業マンであり、経営手法はユニークだ。


 年率3割成長(2003年3月期、2004年3月期)では大いに不満ながら、いつになるかはっきりわからないが、業績は「爆発する時期が近づいている」と森下社長は発言している。


 2005年3月期の会社計画は売上高で75億円(前年比24%増)、経常利益は4億8千万円(同24%増)だが、控えめな数字だ。PERで割高に見えるが、市場規模から判断すれば成長余力があり、4月のように株価も爆発する可能性はあろう。

[テンポスバスダーズ株価詳報]


[単独]
- 売上高
百万円
営業利益
百万円
経常利益
百万円
利益
百万円
1株利益
1株配当
03.4 4,599 311 308 160 14,180.2 900.0
04.4 6,066 361 386 197 8,275.6 500.0
05.4予想 7,500 - 480 250 5,239.3 300.0
 さて、次は、ユーズ・ビーエムビーエンタテイメント(ジャスダック、9841、千株)。


 カラオケの累計開局台数(推定)は、トップの第一興商は17万台強で、ユーズ・ビーエムビーエンタテイメントは12万台強だ。


 しかし、大型新製品「UGA(ウガ)」は最大楽曲数10万曲、薄型で省スペース、コストパフォーマンスに優れ、ユーズ・ビーエムビーエンタテイメントの弱かったデイ市場での販売を強化(カラオケスナックなどのナイト市場はもともと強い)、年間出荷台数では第一興商を抜く勢いだ。ユーズ・ビーエムビーエンタテイメント側では3年間で、累計開局台数でもシェアトップを目指すとしている。


 ユーズ・ビーエムビーエンタテイメントの中期的な目標数字は、2007年8月期売上高600億円、営業利益80億円前後、EPSは70円台を考えている模様だ。


 とはいえ、中国市場の展開や有線グループ内での活躍余地を鑑みると、控えめだ。わかりにくい決算期(2004年8月期)の今が押し目買いチャンスではないか。
[ユーズ・ビーエムビーエンタテイメント株価詳報]


[連結]
- 売上高
百万円
営業利益
百万円
経常利益
百万円
利益
百万円
1株利益
03.3 26,809 2,660 2,348 1,429 21.3
04.3 42,713 2,849 2,142 ▼2,262 -
04.8予想 18,500 1,550 1,350 450 6.0

[単独]
- 売上高
百万円
営業利益
百万円
経常利益
百万円
利益
百万円
1株利益
1株配当
03.2 22,094 2,547 2,213 1,403 20.0 7.0記念配当
04.2 29,737 2,859 2,291 ▼2,146 - 7.0
05.2予想 16,000 - 1,400 550 7.3 2.0

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