(平成16年8月9日)
本日は、マツダ(東証一部、輸送用機器=7261、千株)。
マツダは商品主導の成長戦略が奏功しつつある。
マツダが昨年10月に発売した「アクセラ」(欧州ではMazda3)はとくに北米市場での売れ行きが絶好調で、主力工場である防府工場では足元、休日出勤を含めたフル生産だ。生産台数計画は、当初の年間24万台から32万台に引き上げられた。
また、「デミオ」、「アテンザ」が堅調のほか、上質な小型車をコンセプトにしたコンパクト・カー「ベリーサ」を6月末に販売し、国内だけでなく海外販売も視野に入れる。
一方で、フォード社とのシナジー効果、事業の再構築の進展、北米事業の見直し策などが寄与し、前期に続き今期も2桁の経常増益を確保しそうだ。
なお、マツダの今期の会社収益計画では、1$=105円、1ユーロ=125円前年よりそれぞれ8円の円高が前提だ(300億円弱の営業減益要因)。直近の為替動向は好材料であろう。 |
[マツダ株価詳報]
 |
[連結]
- |
売上高 百万円 |
営業利益 百万円 |
経常利益 百万円 |
利益 百万円 |
1株利益 円 |
03.3 |
2,364,512 |
50,656 |
40,710 |
24,134 |
19.8 |
04.3 |
2,916,130 |
70,174 |
58,029 |
33,901 |
27.8 |
05.3予想 |
2,660,000 |
70,000 |
65,000 |
34,000 |
27.8 |
[単独]
- |
売上高 百万円 |
営業利益 百万円 |
経常利益 百万円 |
利益 百万円 |
1株利益 円 |
1株配当 円 |
03.3 |
1,537,610 |
29,074 |
24,579 |
▼50,202 |
- |
2.0 |
04.3 |
1,661,715 |
20,437 |
11,955 |
3,051 |
2.5 |
2.0 |
05.3予想 |
1,890,000 |
- |
20,000 |
7,000 |
5.7 |
2.0 |
|
本日二番目は、黒田電気(東証一部、商業=7517、千株)。
黒田電気は独立系の専門商社(電気材料、一般電子部品、半導体など)ながら、製造部門も保有している。
液晶パネルの製造工程で使用される液晶用特殊版材で世界シェア8割、大型ガラス基板用ではほぼ独占している子会社のコムラテック社は、シャープや韓国サムスンなどの第6世代、第7世代大型液晶生産ラインの立ち上がりにより、今期はいっそうの拡大が期待される。また、HDD用部材も好調だ。
アップル社の携帯型オーディアオ「Pod mini」は米国でヒットを続けるが、日本でも発売初日で完売するなど、人気となっている。
黒田電気は、それに搭載されている1インチHDD用に衝撃緩衝バネとモーター据え置き用金属板を供給するなどHDD用部材が拡大傾向だ。
今期は大幅経常増益だが、来期も2桁の伸びが来される。なお、9月末の株主に1→2の株式分割を計画している。 |
[黒田電気株価詳報]
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[連結]
- |
売上高
百万円 |
営業利益
百万円 |
経常利益
百万円 |
利益
百万円 |
1株利益
円 |
03.3 |
95,119 |
3,474 |
3,180 |
1,372 |
94.9 |
04.3 |
114,027 |
5,045 |
4,529 |
2,538 |
164.2 |
05.3予想 |
127,000 |
- |
6,200 |
3,300 |
104.4 |
[単独]
- |
売上高
百万円 |
営業利益
百万円 |
経常利益
百万円 |
利益
百万円 |
1株利益
円 |
1株配当
円 |
03.3 |
86,839 |
3,263 |
3,558 |
1,935 |
135.1 |
26.0 |
04.3 |
103,958 |
3,862 |
3,824 |
2,155 |
139.6 |
28.0記念配当 |
05.3予想 |
112,000 |
- |
4,100 |
2,300 |
72.8 |
21.0 |
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野村の証券用語解説集
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