八丁堀克美の株式勉強会
【続ズバリ株】

八丁堀克美が推奨銘柄を掲載しているコーナーです。ここで発表するものは中期保有で値上がりが期待できる銘柄です。

最終更新日:2004年8月24日

(平成16年8月23日)


 本日は、角川ホールディングス(東証二部、情報・通信・ガス=9477、百株)に注目する。


 角川ホールディングスは、第1四半期が好調で、中間期売上高を570億円から580億円、経常を17億5千万円から25億円に、通期売上高を1,200億円から1,210億円、経常を55億円から58億円に上方修正した。


 角川書店は書籍、コミックス堅調および返品率の低下、角川映画の好調、新規連結にくわわったエンターブレイン(ダービースタリオンが第1四半期で予想の30万本を大きく上回る60万本を販売した)、アスキーの好調、全社的な経費削減効果が寄与したため。


 角川ホールディングスは第1四半期で経常利益23億48百万円億円を稼いでおり、足元の状況(出版業界にやや明るい兆し、ヒット作の出現など)も合わせると、上方修正後も非常に控えめな予想だ。


 角川ホールディングスは事業基盤拡大に向けた戦略的なM&Aも今後期待され、高PERは容認出来よう。

[角川ホールディングス株価詳報]


[連結]
- 売上高
百万円
営業利益
百万円
経常利益
百万円
利益
百万円
1株利益
03.3 88,801 3,544 3,639 1,421 52.6
04.3 91,614 4,834 5,230 2,304 86.8
03.3予想 121,000 - 5,800 2,850 108.7

[単独]
- 売上高
百万円
営業利益
百万円
経常利益
百万円
利益
百万円
1株利益
1株配当
03.3 76,377 2,935 3,204 1359 52.0 12.5
04.3 1,333 385 585 333 13.0 12.5
05.3予想 2,300 - 1,100 700 26.7 12.5
 本日の二番目は、電通好調の恩恵を受ける電通テック(Jストック、4682、百株)


 電通テックは、電通グループの総合セールスプロモーション会社で、販促プロモーション制作、イベントプロモーション制作、広告・コンテンツ制作等が主な業務内容だ。電通テックの約9割が電通向けの売上高だが、オリンピックなどの寄与で電通が好調に推移していること、電通との関係強化で同社の業務範囲及び売上高が拡大傾向にある。


 第1四半期の売上高は30%増の323億円と大幅な増収となった。利益面では粗利益率の改善が0.2%あったほか、販売管理費の削減などで、営業損失が大幅に減少した(損失は季節要因)。


 だが、電通テックは第1四半期の大幅な増収にもかかわらず、中間期、通期の業績見通しは変えなかった。もともと電通テック側の計画が控えめなうえ、足元の状況を鑑みれば上方修正の可能性が高い。
[電通テック株価詳報]


[連結]
- 売上高
百万円
営業利益
百万円
経常利益
百万円
利益
百万円
1株利益
03.3 136,350 3,194 3,157 1,537 146.7
04.3 135,475 1,953 1,964 517 48.5
05.3予想 149,500 2,290 2,330 830 79.8
[単独]
- 売上高
百万円
営業利益
百万円
経常利益
百万円
利益
百万円
1株利益
1株配当
03.3 132,950 3,002 2,997 1,476 141.6 10.0
04.3 1,35,475 1,778 1,837 534 50.9 10.0
05.3予想 144,000 - 2,020 700 67.3 10.0

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