(平成16年9月6日)
本日は、住友金属工業(東証一部、鉄鋼=5405、千株)。
JFEHD、新日鉄と高炉大手2社の上方修正などのニュースが伝えられているが、住友金属工業も今期会社計画経常利益を上回った。
住友金属工業は、薄板、鋼管ともに大手2社に比べて紐付きの構成比が高く、販売価格の上昇がやや遅れる傾向がある。とはいえ、原料の急騰によるコストアップ要因は他の2社に比べて相対的に低く、また為替前提も1ドル=105円より足元は円安傾向にある。
住友金属工業の販売価格の値上げは自動車向けを除いてほぼ予想通りの水準となった(自動車向けも近くまとまる見通し)。販売数量についても自動車、東南アジア向けに高水準が続く。また、SUMCO、新日鉄住金ステンレスの収益改善が見込まれる。
さらに、今期に続き高炉各社の好環境は来期も続きそうだ。 |
[住友金属工業株価詳報]
 |
[連結]
- |
売上高 百万円 |
営業利益 百万円 |
経常利益 百万円 |
利益 百万円 |
1株利益 円 |
03.3 |
1,224,633 |
69,828 |
41,309 |
17,076 |
4.4 |
04.3 |
1,120,855 |
93,041 |
68,715 |
30,792 |
6.4 |
05.3予想 |
1,120,000 |
120,000 |
100,000 |
50,000 |
10.4 |
[単独]
- |
売上高 百万円 |
営業利益 百万円 |
経常利益 百万円 |
利益 百万円 |
1株利益 円 |
1株配当 円 |
03.3 |
727,706 |
48,675 |
29,263 |
11,934 |
3.0 |
1.5 |
04.3 |
711,744 |
73,649 |
57,772 |
23,724 |
5.0 |
1.5 |
05.3予想 |
690,000 |
- |
45,000 |
25,000 |
5.2 |
1.5 |
|
本日二番目は、北米絶好調のクボタ(東証一部、クボタ=6326、千株)。
クボタの第1四半期の売上高は6%増の1,962億円、税前利益は2.2倍の258億円となり、同時に通期の売上高、税前利益をそれぞれ60億円上方修正した。
しかし、クボタ側では下期業績予想を据え置いているが、足元の好調を鑑みれば上方修正の可能性が高い。
とくに、クボタの北米市場のトラクター販売は絶好調だ。今年発売した多目的四輪車(UV)を含めれば第1四半期の出荷台数は前年比5割超、7月、8月に入っても減速感は出ていない模様だ。
また、クボタの産業インフラ、環境エンジリアリング部門のコスト削減が見込まれるほか、今期の為替前提は1ドル=105円、1ユーロ=125円であり、懸念は乏しい。
なお、クボタの前期あった年金費用が今期は444億円減少するうえ、代行返上益(576億円)が見込まれており、大幅な増益予想となっている。 |
[クボタ株価詳報]
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[連結]
- |
売上高
百万円 |
営業利益
百万円 |
経常利益
百万円 |
利益
百万円 |
1株利益
円 |
03.3 |
926,145 |
29,613 |
6,156 |
▼8,004 |
- |
04.3 |
930,237 |
21,849 |
27,097 |
11,700 |
8.7 |
05.3予想 |
921,000 |
- |
138,000 |
104,000 |
77.6 |
[単独]
- |
売上高
百万円 |
営業利益
百万円 |
経常利益
百万円 |
利益
百万円 |
1株利益
円 |
1株配当
円 |
03.3 |
672,439 |
28,312 |
26,750 |
▼8,270 |
- |
6.0 |
04.3 |
663,827 |
41,829 |
45,964 |
21,709 |
16.2 |
6.0 |
05.3予想 |
653,000 |
- |
48,000 |
31,000 |
23.1 |
6.0 |
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野村の証券用語解説集
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