【続ズバリ株】
八丁堀克美が推奨銘柄を掲載しているコーナーです。ここで発表するものは中期保有で値上がりが期待できる銘柄です。
最終更新日:２００４年１１月９日
| （平成１６年１１月８日） 本日は予想以上に好調なシャープ（東証一部、電気機器＝６７５３、千株）に注目する。 マスコミ報道では実態がつかみにくいが、シャープの収益は予想以上に好調だ（韓国、台湾各社の収益悪化懸念が報道されていた）。 シャープの今中間期の売上高は１４．９％増の１２，５７１億円、経常利益は３７．３％増の７１７億５千万円と過去最高益を更新。液晶事業の売上高は３，６００億円と５２．３％伸びたが、営業利益は５９．７％伸びた。とくに、大型液晶の営業利益率は第２四半期には１０％を超えた模様だ。 また、シャープの液晶テレビの販売台数は海外での減少を見込み、当初計画比１０％減の通期２７０万台に修正したが、金額ベースでは３，０００億円のままだ。大型テレビへのシフトが成功している。さらには太陽電池、携帯電話なども好調が続いている。 今中間期の上ブレにもかかわらず、シャープ側は通期計画（経常利益予想は１，４００億円）を据え置いたが、主因は「米国・中国の減速、原油高、株安」などの懸念だ。シャープの通期での上方修正の可能性は高い。 |
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[シャープ株価詳報]  |
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| 本日二番目は、カネカ（東証一部、化学＝４１１８、千株）。 カネカは機能性食品の「ＣｏＱ１０」（コエンザイムＱ１０：活性酸素を分解し、生体細胞の活力を維持するのに不可欠な補酵素）が欧米に続き日本でも大ヒットしているが、カネカはその素材トップメーカーだ。また、水溶化技術の確立で今後は飲料への応用も期待されている。 需要増に供給が追いつかない状態となっていたが、カネカは７月に生産能力を従来の倍にあたる年産１５０トンに増強したが、さらに来年１０月には年産１８０トンに引き上げる。また、２００６年には米国での新設備を稼動させる（年産１００トン）計画だ。 カネカの計画では機能性食品事業の売上高を２００４年３月期の１００億円から２００７年３月期２００億円へ倍増させる方針で、カネカの今後の収益の牽引役となりそう。 一方、ポリイミドフィルムはフレキシブルプリント基板向けに需要が急拡大し、来年秋には年産２，６００トン（現在年産２，０００トン）に能力を増強する方針だ。 塩ビ・エレクトロニクス両事業の好調な今期に続き、カネカは来期も「ＣｏＱ１０」により増益を確保しそうだ。 |
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[カネカ株価詳報] |
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[単独]
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