(平成16年12月20日)
本日はツガミ(東証一部、機械=6101、千株)に注目。
ツガミの今中間期は51.3%増収、営業利益5.9倍、最終黒字転換と大幅な伸び。ツガミはIT関連向けはHDDのインチサイズ低下で踊り場にあるものの、超精密加工機中心に高水準の受注が続いている。
ツガミの自動車関連向けは内外での設備投資拡大を背景に自動旋盤、研削盤が大きく売上を伸ばした。量産効果にくわえ、グループ再編による効率化、部品の内製化・ユニット化による生産性向上が大幅な収益改善につながった。
ツガミの通期予想は引き続き自動車・デジタル家電向けに好調が見込まれることから、期初計画を上方修正(売上で30億円、経常利益で15億円)している。ツガミの10月の受注は24億円と依然高水準で、受注残も70億円に積み上がっている。
ツガミは高精密、高機能の新製品への引き合いが強く、稼働率アップと生産性向上で保守的な会社計画を上回る公算が大きい。96年3月期以来9期ぶりの復配(中間2円、通期4円を予定)。 |
[ツガミ株価詳報]
 |
[連結]
- |
売上高
百万円 |
営業利益
百万円 |
経常利益
百万円 |
利益
百万円 |
1株利益
円 |
03.3 |
16,318 |
▼207 |
▼83 |
▼901 |
- |
04.3 |
19,991 |
1,077 |
1,285 |
▼919 |
- |
05.3予想 |
24,000 |
2,850 |
2,850 |
2,350 |
26.4 |
[単独]
- |
経常収益
百万円 |
業務純益
百万円 |
経常利益
百万円 |
利益
百万円 |
1株利益
円 |
1株配当
円 |
03.3 |
14,194 |
▼260 |
▼166 |
▼972 |
- |
- |
04.3 |
17,914 |
999 |
1,067 |
▼977 |
- |
- |
05.3予想 |
23,200 |
- |
2,550 |
2,100 |
23.6 |
4.0 |
|
次は、市場規模は膨大なアプリックス(東証マザーズ、3727、1株)。
アプリックスの主力商品である「JBlend」は、Javaという言語で作られたソフトウエアを動作させるための土台のソフトウエアだ。
Javaの開発元である米国サンマイクロシステムズとライセンス契約を結び技術導入、携帯電話を中心にデジタル家電製品等(DVD、デジタルテレビ、ICカード)まで搭載製品は年々、増加。とくに、携帯向けは今後、市場が急拡大する見込みだ。
Javaの搭載率が高まるほか、携帯電話向け組み込みソフトウエア部品全体の市場規模は2007年には1.8兆円にもなるとの試算もある。
また、アプリックスは8月に台湾のiaSolutionを78億円で買収、中国、台湾、韓国の端末メーカー各社と包括契約を結ぶ。
アプリックスの第3四半期までの業績はほぼ会社計画通り。営業損益は9億2千万円だが、買収によるのれん代償却を除けば黒字を確保、今後成長性は高いうえ、非Java、非携帯電話にも注力、2006年12月期には営業黒字化が見込まれる。 |
[アプリックス株価詳報]
 |
[連結]
- |
売上高
百万円 |
営業利益
百万円 |
経常利益
百万円 |
利益
百万円 |
1株利益
円 |
03.12 |
3,934 |
898 |
765 |
899 |
44,179.2 |
04.12予想 |
3,460 |
▼1,420 |
▼1,480 |
▼1,610 |
- |
05.12予想 |
6,000 |
▼1,690 |
▼1,710 |
▼2,330 |
- |
[単独]
- |
売上高
百万円 |
営業利益
百万円 |
経常利益
百万円 |
利益
百万円 |
1株利益
円 |
1株配当
円 |
03.12 |
1,344 |
43 |
31 |
27 |
1,083.2 |
- |
04.12予想 |
3,777 |
930 |
801 |
963 |
47,323.6 |
- |
05.12予想 |
3,230 |
- |
320 |
190 |
6,744.5 |
- |
infoseek 株価サービス
野村の証券用語解説集
|
※財務データは、投資判断の参考のために、一般に公表されているものを使用しました。
※これは、投資判断の参考となる情報の提供を目的としたもので、投資勧誘を目的としたものではありません。銘柄の選択、投資の最終判断は、ご自身の判断でなさるようお願いいたします。
|
↑ページトップに戻る↑
↑前号へ↑
|
|