八丁堀克美の株式勉強会
【続ズバリ株】

3月21日は祭日のため、続ズバリ株はお休みでした。

最終更新日:2005年3月29日

(平成17年3月28日)


 今回の最初の銘柄はオリエントコーポレーション(東証一部、金融・保険=8585、千株)


 2月10日に伊藤忠がオリエントコーポレーションへ700億円を出資し、筆頭株主となると発表(伊藤忠からすればファミマート以来の大型投資となる)。伊藤忠の豊富な情報、サービスを活用し、みずほと合わせた三位一体のビジネスモデル構築を目指す。


 また、3月5日にはみずほCB、三井住友が総額6,500億円の協調融資を取りまとめたとの報道。1月のみずほCBと日本政策投資銀行の協調融資分1,000億円を含めれば、財務基盤強化と金利負担減少が期待される。


 そのため、今期、来期と大幅増益が予想されるなか、マーケットでは本業の収益拡大を評価する動きとなろう。来期予想EPS64.5円、割安感が出そうだ。

[オリエントコーポレーション株価詳報]


[連結]
- 売上高
百万円
営業利益
百万円
経常利益
百万円
利益
百万円
1株利益
03.3 300,574 28,830 28,830 ▼102,327 -
04.3 304,558 33,620 33,620 29,172 44.1
05.3予想 310.100 41,900 41,900 700 0.9

[単独]
- 売上高
百万円
営業利益
百万円
経常利益
百万円
利益
百万円
1株利益
1株配当
03.3 290,813 25,577 25,577 ▼112,207 - -
04.3 296,053 30,906 30,906 25,847 39.1 -
05.3予想 303,100 - 38,800 700 0.9 -

 本日二番目は、くらコーポレーション(東証二部、商業=2695、1株)


 前期はくらコーポレーション創業20周年。東証二部上場を果たし、総店舗数は100店に達した(前期末で111店)。また、地域別には三重県に進出、関東は急拡大し前期では31店となった。


前期決算は上方修正値を上回る着地で、上記の通り大幅な増収・増益を達成。今期も大幅な増収・増益を見込む。既存店売上高の前提は前年比95%、新規出店は35店(うち関東は24店、関西は11店)を計画。


 原価率は物流センターの増設による経費増を織り込み前年比0.1%増加の49.6%、販管費比率は45.4%(前年は45.2%)が前提だが、第1四半期の売上高は27.6%増の79億円、経常利益は32.7%増の5.2億円と好調。


 既存店売上は前年比96.2%と計画超過したほか、経費コントロールも寄与した模様だ。また、「てんぷら」メニューを実験中。長期的には総店舗数300店、売上高1,000億円を目指している。


 くらコーポレーションはタッチで注文、新鮮で美味しい寿司の提供(回転時間が一定時間を超えると自動廃棄する等、鮮度管理を徹底、米は新米を使用)で、同業他社との差別化を図り、急成長を遂げている。しかし、新規出店時の総コストを抑制することに成功しており、当面成長の勢いは止まらないと思われる。
[くらコーポレーション株価詳報]


[単独]
- 売上高
百万円
営業利益
百万円
経常利益
百万円
利益
百万円
1株利益
1株配当
03.10 20,757 1,203 1,313 635 26,818.4 1,250
04.10 27,956 1,493 1,626 798 16,750.2 700記念配当
05.10予想 34,000 1,700 1,900 950 18,485.4 625

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