(平成17年3月28日)
今回の最初の銘柄はオリエントコーポレーション(東証一部、金融・保険=8585、千株)。
2月10日に伊藤忠がオリエントコーポレーションへ700億円を出資し、筆頭株主となると発表(伊藤忠からすればファミマート以来の大型投資となる)。伊藤忠の豊富な情報、サービスを活用し、みずほと合わせた三位一体のビジネスモデル構築を目指す。
また、3月5日にはみずほCB、三井住友が総額6,500億円の協調融資を取りまとめたとの報道。1月のみずほCBと日本政策投資銀行の協調融資分1,000億円を含めれば、財務基盤強化と金利負担減少が期待される。
そのため、今期、来期と大幅増益が予想されるなか、マーケットでは本業の収益拡大を評価する動きとなろう。来期予想EPS64.5円、割安感が出そうだ。 |
[オリエントコーポレーション株価詳報]
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[連結]
- |
売上高
百万円 |
営業利益
百万円 |
経常利益
百万円 |
利益
百万円 |
1株利益
円 |
03.3 |
300,574 |
28,830 |
28,830 |
▼102,327 |
- |
04.3 |
304,558 |
33,620 |
33,620 |
29,172 |
44.1 |
05.3予想 |
310.100 |
41,900 |
41,900 |
700 |
0.9 |
[単独]
- |
売上高
百万円 |
営業利益
百万円 |
経常利益
百万円 |
利益
百万円 |
1株利益
円 |
1株配当
円 |
03.3 |
290,813 |
25,577 |
25,577 |
▼112,207 |
- |
- |
04.3 |
296,053 |
30,906 |
30,906 |
25,847 |
39.1 |
- |
05.3予想 |
303,100 |
- |
38,800 |
700 |
0.9 |
- |
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本日二番目は、くらコーポレーション(東証二部、商業=2695、1株)。
前期はくらコーポレーション創業20周年。東証二部上場を果たし、総店舗数は100店に達した(前期末で111店)。また、地域別には三重県に進出、関東は急拡大し前期では31店となった。
前期決算は上方修正値を上回る着地で、上記の通り大幅な増収・増益を達成。今期も大幅な増収・増益を見込む。既存店売上高の前提は前年比95%、新規出店は35店(うち関東は24店、関西は11店)を計画。
原価率は物流センターの増設による経費増を織り込み前年比0.1%増加の49.6%、販管費比率は45.4%(前年は45.2%)が前提だが、第1四半期の売上高は27.6%増の79億円、経常利益は32.7%増の5.2億円と好調。
既存店売上は前年比96.2%と計画超過したほか、経費コントロールも寄与した模様だ。また、「てんぷら」メニューを実験中。長期的には総店舗数300店、売上高1,000億円を目指している。
くらコーポレーションはタッチで注文、新鮮で美味しい寿司の提供(回転時間が一定時間を超えると自動廃棄する等、鮮度管理を徹底、米は新米を使用)で、同業他社との差別化を図り、急成長を遂げている。しかし、新規出店時の総コストを抑制することに成功しており、当面成長の勢いは止まらないと思われる。 |
[くらコーポレーション株価詳報]
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[単独]
- |
売上高
百万円 |
営業利益
百万円 |
経常利益
百万円 |
利益
百万円 |
1株利益
円 |
1株配当
円 |
03.10 |
20,757 |
1,203 |
1,313 |
635 |
26,818.4 |
1,250 |
04.10 |
27,956 |
1,493 |
1,626 |
798 |
16,750.2 |
700記念配当 |
05.10予想 |
34,000 |
1,700 |
1,900 |
950 |
18,485.4 |
625 |
infoseek 株価サービス
野村の証券用語解説集
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