八丁堀克美の株式勉強会
【続ズバリ株】

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最終更新日:2005年7月12日

(平成17年7月11日)


 本日は、インドで共同生産が報道されたダイハツ(東証一部、輸送用機器=7262、千株)に注目する。


足元でシェアを確実に伸ばしている(今年2月、5月とスズキを抜きトップに)。「ムーヴ」、「ミラ」の販売が好調な他、昨年末発売の商用車「ハイゼット」が好調。また、コンパクトカー分野ではトヨタ自動車と共同開発した「ブーン」(トヨタ自動車ではパッソ)が広い室内、軽並みの燃費から海外での攻勢を目指す中核車種となりそう。一方、昨日は日経新聞でトヨタと「インド」で小型乗用車の新工場を建設するとの報道があった。トヨタは1998年に同社の親会社となったが、今後、トヨタが世界拡大戦略を進める中、成長市場の「BRICs」で非常に重要な役割を同社が担おう。

[ダイハツ株価詳報]


[連結]
- 売上高
百万円
営業利益
百万円
経常利益
百万円
利益
百万円
1株利益
04.3 993,613 28,358 27,943 17,280 40.16
05.3 1,176,245 40,116 39,577 25,871 60.26
06.3予想 1,200,000 42,500 40,000 26,000 60.87

[単独]
- 売上高
百万円
営業利益
百万円
経常利益
百万円
利益
百万円
1株利益
1株配当
04.3 784,357 19,020 20,015 13,315 30.86 7.00
05.3 929,854 28,708 29,232 20,032 45.56 9.00
06.3予想 950,000 - 27,000 18,000 42.12 9.00

 二番目は、曙ブレーキ(東証一部、輸送用機器=7238、千株)


05・3月期は若干の減益だった。国内は合理化効果で補ったが、北米がGM、フォードの苦戦で5割以上の減益と足を引っ張った。06・3期は売上高が横ばいながら営業利益は7億円増、経常利益も5億円増を見込む。増益要因はコスト革命による。業績が厳しいGM、フォード等からの値引き要請も予想されるが、日本で30億円強、米国で13億円程度のコスト削減でカバーしよう(なお、業績に与える影響は軽微だが、米合弁会社のアムブレーキを完全子会社化すると発表)。なお、06・3期から09・3期までの新中期計画を推進中。前期までに有利子負債の削減(02・3期720億円⇒05・3期430億円)や事業再編、コスト削減等の体質強化を行って来たが、今期からは成長拡大戦略の経営に転換。具体的には、約450億円の設備投資を行う。日本を始めとして北米でも生産能力を増強する他、中国での拠点を開設により世界シェアの拡大を図る。また、コスト低減も徹底、09・3期売上高1750億円、営業利益155億円、当期利益90億円、ROE20%という高い目標に向けてチャレンジしていく方針。昨年の高値696円処を抜け、値動きも軽くなった。
[曙ブレーキ株価詳報]


[連結]
- 売上高
百万円
営業利益
百万円
経常利益
百万円
利益
百万円
1株利益
04.3 141,386 9,930 9,848 4,590 48.50
05.3 132,836 9,841 9,813 5,232 54.29
06.3予想 135,000 10,500 10,300 6,000 61.50

[単独]
- 売上高
百万円
営業利益
百万円
経常利益
百万円
利益
百万円
1株利益
1株配当
04.3 100,508 6,116 6,936 3,044 32.17 4.00
05.3 101,839 7,001 7,181 2,782 28.86 6.00
06.3予想 103,000 - 5,000 3,000 30.75 6.00

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